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初挑戦マハタ “大トリ”大興奮 先輩に同行、おいしい役回りもゲット!?

[ 2020年1月26日 09:42 ]

辻脇さん興奮の釣果
Photo By スポニチ

 【根ほり葉ほり おじゃま虫ま~す】初め良ければ終わりも良し。千葉県勝浦松部の信照丸はマハタなら“ここ”だ。イワシを使ってヒラメ、カサゴなど高級外道も交じる宝の海が間近。噂を聞きつけた新人さんの横におじゃま虫ました。(スポニチAPC・町田 孟)

 なんとなくぎこちない手つき。辻脇駿介さん(31=大田区)の道具立ても新品同様だ。航空関係の会社に勤務し釣り歴4年。きっかけは「会社の先輩に誘われて」。茅ケ崎での陸(おか)っパリだった。しかし、思うように釣果は得られない。そこで、たいていの人がたどる道へ。「カサゴでした。10匹。大きくてこれはいいと」。船へと乗り換えた。

 故郷は和歌山。その紀伊半島と房総半島は親戚関係?にある。勝浦、白浜などそっくりな地名が存在。紀伊の雑賀埼の漁師はマダイ釣りの腕が良く小舟で頻繁に遠征に出た。そして房総半島に豊かな漁場を得て定住。故郷をしのんで同じ名をつけたとも言われている。

 もっとも辻脇さんは「山間部育ち」。漁師とは縁がない。ただ「ずっと海には憧れがありました」。どちらかというと映画観賞が趣味のインドア派。外に目が向くようになったのは同行していた平井篤さん(60=横浜市)、盛上剛史さん(45=横浜市)らのおかげだ。しかも今回は偶然とはいえ因縁めいた勝浦へ。

 マハタ初挑戦。泳がせは「昨年10月、ヒラメに行って4匹」以来2度目だ。ポイントに到着して第1投目。「来ました」。竿先がガクガク揺れている。船中1号だ。その後はパッタリで「難しいですね」。首をかしげるばかり。ところが手元が暗くなった夕マズメ。再び「来ました!」。1匹目よりサイズアップ。タイムアップ前の締めも辻脇さんだった。

 目下独身。「料理も自分で」。とはいうものの一人飯なのは寂しい。「おいしい魚を食べたいし当たった時のドキドキ感はたまらない」。早く語り合う釣り女を見つけなきゃ。

◆お土産が魅力 充実の3人旅

 ○…胴の間の平井さんは「釣りを本格的に始めて7年ほど」。それまではゴルフ。宗旨変えしてからは「きっぱりやめました。出る一方だし。その点、釣りはお土産が付きますからね」。バラシなどありながら良型を3匹、年の功で竿頭に。トモに陣取った盛上さんはスタートして間もなくお土産を確保。「ダイビングは20年ほど経験があります。キャンプにも行きます」。福岡育ちで釣りには親しんでいた。年齢を超えての3人旅に「良いコミニュケーションの場になります」

◆行先変更が吉 ジグ粘って2匹

 ○…馬場洋一郎さん(40=武蔵村山市)はルアー勝負。ジグで狙い続け2匹ゲット。「会社が休みでマグロに行こうと思ったんですが船が出なかったので」。行き先変更が吉と出た。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、勝浦松部港・信照丸=(電)0470(73)3483。集合は午前5時30分。乗合料金1万2000円、午後船は正午集合、乗合料金1万1000円(いずれもイワシ、氷付き)。

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