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爆釣者続出!落ちギス絶好調~淡路島・都志港~

[ 2019年12月18日 05:30 ]

良型4連で落ちギスをヒットさせ笑顔の松尾氏
Photo By 提供写真

 一段と寒さが厳しくなったが、今回の釣り場である淡路島(兵庫県)洲本市五色町の都志(とし)港では広い港内に群れが入り、落ちギスが釣れ盛っている。9日に釣友を誘って現地へ。最初はポイントがつかめず四苦八苦したものの、群れを見つけた後に友人が25センチ級の大ギスを、当方が良型4連をヒットするなど、堪能できた。(神戸投翔会・松尾幸浩)

 都志港は淡路島の西側にある広大な漁港。岸壁に車を横付けできて、トイレも完備され、ファミリーフィッシングにも適している。また、11~12月の落ちギス釣りには定評があり、越冬前に荒食いして良型が釣れる確率も高く、今が1年で最も楽しめる島内屈指の超人気スポットだ。

 現地到着は午前6時ごろ。平日でもあり、ポイントは選び放題と思っていたが、広い岸壁にはずらりと車が止まり、すでに大勢がタックルの準備中。私たちも急いで空いた所で釣り座を取り、仕掛けをセットする。

 この日は冬ナギに恵まれそうな気配だが、早朝の冷え込みは厳しく寒い。エサはイシゴカイとアオムシを用意し、キスバリ9号に大きめに刺して軽くキャスト。キスの寄り場を捜すためにもサオ1本で引き釣りが有利だ。

 最初の当たりは小さなタイ。続いてフグ、マハゼと外道ばかり。近くにいた常連さんに聞くと、7日は多い人は良型を50匹も釣っていたが、翌8日は、上手な人でも20匹と食いが悪くなったそう。天候や水温の変動など日によってムラがあるのが、落ちギス釣りの難しいところだ。

 時間だけが経過してもクーラーの中には数匹がいるだけ。期待外れか…と思いきや、状況が変わったのは潮が引きに動き出した午後2時ごろ。釣れそうな雰囲気になったと思ったら、釣友が太くて20センチオーバーをポーンと抜き上げ、「足元の捨て石際でヒットしたよ」と教えてくれた。

 こちらも急いでチョイ投げ。仕掛けを足元に落とすと、すぐにブルン、ブルルンと心地よいアタリが出た。これはパールピンクに輝く20センチ級ダブル。それからは近投で力強いアタリが連発し、午前中の不調がウソのようだ。

 午後3時前には良型4連で「これが落ちギスの醍醐味」と思わずニッコリ。さらに釣友が「これはデカイよー」と抜き上げたのは25センチオーバーの大ギスだった。結局、午後3時半まで粘って28匹の釣果には多少不満も残るが、状況の悪い中ではまずまずだった。

 今後も港内は水深もあり、まだまだ落ちギスがいつきそう。防寒対策をしてチャレンジしてみてほしい。

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