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平成最後の正月飾る“にらみダイ” めでタイ!巨ダイ!マダイ74センチ

[ 2018年12月26日 13:27 ]

和歌山県日高町比井

釣った友人の代わりに立派な74センチのマダイを釣り上げる岬丸の船頭・富田紀章さん
Photo By スポニチ

 【釣りラブ】マダイが連日好調な上に、高確率で大物も上がっていると和歌山県日高町比井のスポニチ釣り指定店「岬旅館」から聞き、「“にらみダイ”を釣るぞ」という意気込みで釣行した。友人が74センチの見事な大物を、こちらもそれよりは小ぶりながら40センチ級を無事ゲット。平成最後の正月を飾る土産を手に、いい思い出に浸った。(スポニチAPC・矢野 貴雄)

 釣行日の12月21日は雨続きの中日で好天予報。今年、猛威を振るった台風の影響で壊れた無料仮眠所の建て替えも完了したと聞いていたので早めに現地入り。受け付け開始までしばしここで休憩しながら、本番に備えた。

 旅館裏にある比井漁港の乗合船「岬丸」に乗り込んだのは、当方を含めて5人。釣り座は予約順に選択するシステムで、左舷のトモを選んで早速、準備を始めた。仕掛けでは、やや太いイメージだが、マダイの大物やメジロも交じるということでハリは少し大きめの12号を使用した。

 当日のポイントは港から南へ下がった「トフ」と呼ばれる場所。予報に反し、やや波があって風も吹く中、日が昇る前に船頭の富田紀章さんからスタートの合図が出た。

 ゆっくり仕掛けを下ろそうとしていると、すでに他の人にはアタリが来てサオ先が絞り込まれ、電動リールがうなりをあげていた。船中最初の獲物、73センチのメジロが上がった。

 続いてこちらのロッドにもアタリが来た。かなり強い引きに期待しながら上げると、メジロにはサイズが届かなかったものの、十分うれしいハマチだった。

 しかし、本命のマダイではないので急いで仕掛けを再投入。潮が止まってしまうと釣れにくくなるからだ。次はかわいいチャリコ(小ダイ)。大物はさらに上層にいるといい、最初の指示棚が底から7メートルだったので同10メートルに変えると40センチ級のマダイがかかった。

 これで当初の目的は達成。あとはより立派なサイズを狙うだけだと誘いを続けていると、隣にいた和歌山県かつらぎ町の川上肇さんが57センチのマダイを捕獲。このサイズになるとなかなかの迫力で、本人も満面の笑みだ。

 この辺りで潮の流れが緩くなり、潮止まりタイムに入ってきた。しかし、この日はそれでもうれしいことにポツリポツリと釣れ続く。ここで、同行した友人のロッドが強烈に締め込まれた。上がってきたのは74センチの立派すぎるマダイ。平成の釣り納めがビッグヒットで喜びに浸っていた。

 岬丸では、年明けの1月いっぱいはマダイ釣り、その後は様子を見ながら寒サバ釣りへ移行する。あと1カ月は“マダイフィーバー”チャンスなので挑戦してみてほしい。

 問い合わせは岬旅館=和歌山県日高郡日高町比井673、(電)0738(64)2975。

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