×

レインボー50センチ超!大型魚 豊作の秋 シャープな引き

[ 2018年10月27日 07:57 ]

筆者が釣った50センチ超のスーパーレインボー。魚を持つときは手を濡らしてから
Photo By スポニチ

 【釣りの旅】東京・あきる野市の「FISH UP 秋川湖」は秋川の湧き水を利用した完全キャッチ&リリース制の本格的なポンド管理釣り場だ。圏央道あきる野ICから約3分。都内にありながら、日本屈指のビッグトラウトレイクと言っても過言ではない。(吉田 俊彦)

 秋川丘陵の自然の中で魚との駆け引きを純粋に楽しめ、釣りを通して楽しいひとときを過ごすというコンセプトのもと、16年秋に「FISH UP 秋川湖」がオープンした。 ルアー&フライ専用の釣り場で、魚を持ち帰ることはできない。これだけコンセプトのしっかりしたトラウト管理釣り場は他に見当たらないだろう。

 筆者が訪れたのは平日だったが、フライ優先エリアは大人気でいっぱい。そこで空いている山側からロールキャストで狙うことにした。カケ上がりを回遊するトラウトを狙うには良いポイントだ。ピューパ・ニンフをキャストすると、何と1投目から40センチクラスがヒット。

 幸先よくスタートしたものの後が続かない。日差しが強くなり魚が警戒したのか、当たりが遠のいてしまった。そこでインジケーターを使い、軽めのフック「VARIVAS2120WB#16」に巻いたファジーニンフを底付近ぎりぎりに漂わせ、じっくりと様子を見ることにした。小さな引き込みを合わせると48センチのレインボートラウト。シャープな引きをするだけにヒレもしっかりしている。

 当たりの数は多くないが来ればでかい。時折、底を釣ってしまうぐらいのタナである。チョンと小さく誘ったあとに明確な当たりがあり、合わせると重量感のある引き込みだ。上がってきたのはレッドバンドも鮮やかな幅広の50センチオーバーの雄のレインボーだった。 この日釣れたのは全てニジマス系の魚だったが、今後は希少な奥多摩ヤマメやイワナ、ブラウントラウトの大型魚も順次放流されるとのこと。ぜひ引きを味わってみたいと思う。

 ◇吉田 俊彦(よしだ・としひこ)1962年(昭37)生まれ、埼玉県出身。バリバスプロスタッフ、フィールドテスター。NPO法人バーブレスフック普及協会代表理事。

 ◎立ち寄りスポット 「ワンダフル・ネイチャービレッジ」は東京サマーランドに隣接した秋川丘陵の自然の中でドッグラン、カフェレストラン、ハイキングコース、バーベキュー、オートキャンプなど愛犬と一緒にアウトドアを満喫できるアウトドア複合施設。薪で焼く石窯ピザは美味。釣りの旅の仕上げに立ち寄る価値があるだろう。

 ▼問い合わせ 「FISH UP 秋川湖」、と「ワンダフル・ネイチャービレッジ」」は共に東京サマーランド=(電)042(558)5861。「秋川湖」の営業時間は午前7時から午後5時。木曜日定休。料金は1日券男性4700円、女性と中高生3900円、小学生3100円など各券種あり。料金には「ワンダフル・ネイチャービレッジ」の入園料金が含まれる。

続きを表示

この記事のフォト

バックナンバー

もっと見る