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今年の相模湾はアタリ年♪ピーク10月初旬まで シイラなきゃ損!!

[ 2018年9月14日 07:07 ]

シイラの入れ掛かりを堪能
Photo By スポニチ

 【釣り姫見参!】夏の相模湾といったら、真っ先に思い浮かぶのがキャスティングで狙うシイラゲーム…と話す“釣り姫”ことふくだあかり。平塚・庄三郎丸で得意の釣りを満喫した。

(あえての   /ハードタックル/)釣りを始めた頃、陸(おか)っぱりのルアーシーバスばかりやっていたワタシが初めて船からシイラを釣った時の興奮と感動が忘れられず、毎年夏になると必ず行く。

 シイラのシーズンは黒潮が相模湾に入る6月ごろからスタートし、徐々に安定しながら、真夏に盛りを迎える。毎年7月後半あたりに行くのだけれど、今年は8月末にちょっと遅れての参戦。

 ワタシが使うシイラタックルは、ちょっとシイラには太めのチョイス。キハダにも十分対応できる硬めロッドにPEは2・5号。リーダーはナイロンの60ポンド。本当はもっとライトタックルの方が魚とのやりとりを楽しめるのだけれど、周りに迷惑にならないように、早めの勝負をかけたいのと、魚との主導権をワタシが握るためにあえてのハードタックル。ルアーはフローティングをセレクトし、トップに出るシイラを狙う。

 朝イチ、ミヨシに立ちながら海に出てみると、今年は潮目に固まるホンダワラなどの流れ藻が少ない。通常、潮目にたまった流木や藻などに着いている魚が狙いやすく、釣りやすいのだけれど、それが無かったため、相模湾に点在するパヤオを回りながら攻める。すると、パヤオ周りに跳びはねるシイラを発見。早速、ルアーをキャストし、小刻み&早めのアクションを入れると、何匹もの真っ青な群れがチェイスしてきて、やる気のある1匹がルアーを奪い取るようにすぐにヒット!

 ゴリ巻きのファイトをして、釣れたのは70センチのメスのシイラ。その後も、パヤオの周りに数え切れないほどのシイラが群れていて、ちょっと外れた場所でさえ、ルアーの着水と同時に食ってくる最高の状況に。誰か釣ればその後に何匹ものシイラが付いてきて船下でやる気を見せているから、そこにルアーをちょっと入れれば即バイト。どこのパヤオに行っても入れ掛かりが続き、あまりに活性が高いから、リリースをしやすいように途中からフロントのフックを外し、テールのトレブルフックのみに。

 こんなに活性が高かったら、テールにシングルフックだけでも良かったかも。今回、ワタシは数を釣るよりも、トップに出る魚を楽しみたかったから、ずっとフローティングで通したけれど、それでも10匹以上のシイラを釣ることができたし、その倍以上のバイトがあった。シンキングのルアーを使っていた方は終始入れ掛かり。ベテランもビギナーでも楽しめるシイラ日よりでした。

 今年は、シーズン初期にはメーターオーバーの群れがかなり入ってきて、大型が狙え、ワタシが行った時には小型のシイラが多かったものの、数が釣れる当たり年。シイラのシーズンは9月いっぱい〜10月初旬までは続くから、まだ楽しめそう。ぜひ、相模湾のルアーシイラゲーム、チャレンジしてみてくださいね。

 〇…安全に釣るために、全てのフックはバーブレスに。極度の肌の露出は避け、滑らない靴に帽子、サングラスを忘れずに。船に乗ったら必ずライフジャケットを着けましょう。

 ?ふくだあかり 1981年(昭56)生まれ、茨城県出身。07年、趣味で釣りを始める。08年に始めたブログ「百目」は、月間30万アクセスの人気。著書に「初めての釣りガール スタイル&レシピ」(講談社)などがある。16年から茨城県海面利用協議会委員を務めている。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、平塚・庄三郎丸=(電)0463(21)1012。出船は午前6時。乗合料金1万500円。

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