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港内でのキス数釣りにチュー目!猛暑でも満足の45匹

[ 2018年8月15日 12:22 ]

兵庫県淡路市・津名港

淡路島の津名港でキスの数釣りを楽しむ
Photo By スポニチ

 【釣りラブ】キス釣りが各地で本格的なシーズンを迎えているが、満艦飾(まんかんしょく)のようにズラリとぶら下がる小型の数釣りが面白い。投げ釣り天国の淡路島へ走ったが猛暑の影響で海水温が高く、サーフの有望釣り場は期待外れ。それならば水深のある港内が狙い目と考え、津名港(淡路市)へ移動すると心地よいアタリが連発。大いに楽しむことができた。(関西ベイキャスターズクラブ・松尾 幸浩)

 釣行した8月7日は「立秋」。午前中から気温は30度を超えたものの時折、爽やかな風が吹き、秋の気配をひそやかに告げるように木々が揺れていた。

 「これなら気持ちよくキャストできる」と数釣りで定評がある、淡路市の久留麻海岸に入った。だが、気配がないため津名港まで走り、好ポイントの赤灯台波止の先端部へ午前8時過ぎに到着した。

 平日でもあり、好ポイントの先端部は貸し切り状態。早速タックルをセットし、キスバリ6号の8本バリにイシゴカイを刺してキャスト。南側の一文字波止との航路筋をゆっくりとさびく作戦だ。

 この日は若潮で、満潮が午前2時ごろだったため潮止まりで条件は良くない。ただ、大型船が出入りする航路筋は水深があるので糸フケを取って少しずつ仕掛けを引くとすぐにブルン、ブルルンと派手なアタリがきた。

 一瞬、さびく手が止まるほどの心地よさ。「やっぱりここにはたまっている」と、ワクワクしながらリールを巻くと、美しいパールピンクが何とトリプルで躍っていた。

 型は10〜15センチと小型主体だが、このサイズがそろうと数釣りができる。しかも、先端部には大きな灯台があって涼しい日陰ができるため、キャストするとそこにすぐ逃げ込めるから快適そのものだ。

 午前10時ごろにはギュ、ギューンとサオ先をひったくる強烈なアタリ。掛かったキスにヒラメかマゴチの大物が食いついたようで、何とかゲットしたいとしばらくファイトを楽しんだが、相手が一枚上で最後は幹糸から飛ばされた。

 以降もアタリは頻繁。ガッチョ(ネズミゴチ)や小ダイ、エソなどの外道も多く、港内向きに投点を変えたり、さびくスピードを少し速めにしてみたところこれが大正解。キスだけがハリ掛かりしてダブル、トリプルどころか4連も発生し、クーラーの中はにぎやかになっていく。

 20センチ超の良型もよくヒットする場所なので「あとは型狙い」とエサのイシゴカイも目立つように1匹掛けにして探ってみた。だが、残念ながらこの日は姿を見せなかった。

 結局、昼過ぎまで粘って小型ばかりで45匹だったが、猛暑の中では大満足の釣果。持ち帰って、大好きな唐揚げにしたが、ビールのさかなに最高だった!ここは例年9月に入ると20センチ超が交じり、数も出るようになるので今後が狙い目だ。

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