×

肉厚ヒラメ雪辱4匹 今季出だし不振も船長「明るい兆し」

[ 2017年6月18日 07:14 ]

船中第1号は2キロの良型。トータル4匹釣り上げて前回釣行のリベンジを果たした木島二三男さん
Photo By スポニチ

 【ガイド】今月解禁した千葉・飯岡沖のヒラメ。外房では他地域より5カ月も早い幕開けで爆釣も夢ではない。しかし、今季はやや不振からのスタート。そんな中、様子見で竿を出すと…。 (スポニチAPC 林 悠二)

 初日こそ3キロの良型が飛び出したものの、その後は型、数共にパッとしない。それを反映してか定休日?早朝の飯岡港は閑散とし、出船したのも隆正丸だけ。ヒラメ船に乗った5人が全員右舷に並び竿を出す片舷流し。大きなウネリを乗り越えながら40分ほど走りポイントに到着。水深は23メートルと浅い。宿のHPからしても1匹顔が見られれば上等。そんな気持ちでマイワシにハリを刺して海底へ。早朝のゴールデンタイム。最も確率の高い時間帯だ。

 前から2番目で早々に竿が大きくしなった。「グンと一気に持っていきました」。2キロ級の身厚な獲物を両手で掲げるのは、千葉県長生郡の木島二三男さん(65=飲食業)。初日の釣行では1匹だけ。で、そのリベンジだと話す。

 船は波と風任せ。仕掛けを後方に引く感じで流れている。オモリが海底に当たり、常にゴトゴトした感触が竿先に伝わってくる。そのゴトゴト感の中に当たりが出る。本命からの当たりを逃さないよう竿先を凝視していると、来ました。切れの良い重い引き込みが何度も…。正体は2キロを超すイナダ。

(上げ下げ効果的/) 木島さんが再びヒット。1キロ級だ。「今がチャンスですよ」と木島さん。潮の流れもいいのか船中3人が同時に竿を曲げるシーンも。不振を一気に払しょく。木島さんは本命を4匹。

 「常にオモリで底トントン。時には仕掛けの上げ下げも効果的」とか。この日の竿頭は佐倉市の富松冨士夫さん(60=会社員)で5匹。「波が高かったので、60センチの捨て糸を35センチに詰めて海底近くを狙ったのが勝因です」

 冒頭の大イナダを皮切りに筆者も1・5キロと1・1キロの本命を手にできて大満足。

 「魚はいます。明るい兆しが見えてきましたよ」――芳野義之船長のホッとした表情が印象的だった。

 ★仕掛け 流し釣り主体なのでハリスは6号85〜95センチ。捨て糸4号40〜50センチ。オモリ60〜80号の胴突。親バリはセイゴ17号、孫はチヌ6号かトリプル8号。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、飯岡・隆正丸=(電)0479(57)5432。乗合は午前4時集合。料金は要問い合わせ。外川・かせ丸からも出船中。

続きを表示

この記事のフォト

バックナンバー

もっと見る