王将戦第2局大盤解説会に6倍の応募 藤井王将―羽生九段の対決で注目度上昇 

[ 2022年12月28日 17:41 ]

藤井聡太王将
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 藤井聡太王将(20)=竜王、王位、叡王、棋聖含めて5冠=が挑戦者に羽生善治九段(52)を迎える第72期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)7番勝負第2局が行われる大阪府高槻市で、2日目の大盤解説会に6倍の応募が届いたことが28日までに分かった。同市が8日から22日までネット上で参加者を募ったところ、定員250人に1493人が応募し、倍率6・0倍。これは第71期の定員220人に770人が応募した3・5倍の倍近い数字になる。

 第71期も同市で第2局が行われ、当時、名人と棋王を併せ持った渡辺明王将に竜王、王位、叡王、棋聖の藤井が挑んだ。史上初の3冠対4冠をさらに注目度で上回った形。第72期はタイトル戦初出場から12連続制覇がかかる藤井と100期を目指す羽生がタイトル戦で初対決する。

 同様に1日目は第71期が定員180人に465人の応募で2・6倍。第72期は250人に817人が申し込み、3・3倍となった。

 20日の前夜祭には定員60人に24・9倍となる1495人が応募した。定員を40人に絞った第71期の応募930人、23・3倍から微増した。

 同市の街にぎわい部将棋のまち推進課の担当者は「たくさんの方に応募してもらい、市としてもうれしい。これを機に“将棋のまち高槻”と知ってもらえたら」と語った。同市には24年秋、大阪市福島区から関西将棋会館が移転予定。

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