【紅白リハ】加山雄三 年内コンサート活動引退 紅白最高齢歌唱も謙虚さ健在「上には上が。世界はすごい」

[ 2022年12月28日 14:33 ]

<第73回NHK紅白歌合戦リハーサル>フォトセッションに臨む加山雄三(撮影・尾崎 有希)
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 大みそかの「第73回NHK紅白歌合戦」(後7・20)のリハーサルが28日、東京・渋谷のNHKホールで行われ、加山雄三(85)が、紅白史上最高齢での出場に意気込みを語った。

 今回が12年ぶり18度目の出場。85歳での出場は、10年に出場した熊倉一雄さんの83歳を抜く紅白史上最高齢となるが、「それはありがたいことだけど、世界最高齢、上には上がいるんだよ。ウィリー・ネルソンという歌手がいてね、90代なんだけどまだ歌ってるらしいんだよね。世界はすごいなと思って」と謙虚にコメント。それでも「日本では他にいないでしょう?こんな年を取ってひのき舞台に立てるなんて。ありがたいと思うよ」と、少しだけ胸を張った。

 年内でコンサート活動から引退することを表明しているが、今後の音楽活動は続ける。「音楽は生涯の親友」と、音楽への思いをあらためて口にした。

 特別企画で披露するのは、愛する海への思いを歌に込めた代表曲「海 その愛」。リハーサルでは、波立つ大海原のようなステージをスモークを使って表現する、シンプルかつ壮大な演出で歌った。堂々たるパフォーマンスだったが、「今から緊張してるの。どうしたらいいか分からないの。助けて!そんな気持ちだね」とおどけ、笑わせた。

 73回目を迎える今年の紅白は、改修工事を終えたNHKホールで2年ぶりに開催。同所での有観客での開催は、3年ぶりとなる。司会は大泉洋(3年連続)と橋本環奈(初)桑子真帆アナウンサー(2年ぶり4度目)。スペシャルナビゲーターとして「嵐」の櫻井翔も参加する。

 ゲスト審査員は「嵐」松本潤、プロフィギュアスケーター羽生結弦さん、プロ野球ヤクルト村上宗隆内野手、サッカー日本代表森保一監督、女優・芦田愛菜、黒柳徹子、福原遥、歌舞伎俳優・坂東彌十郎、アーティスト西村宏堂、新国立劇場舞踊芸術監督の吉田都氏が務める。テーマは「LOVE&PEACE―みんなでシェア!―」。

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2022年12月28日のニュース