寛平GM 新喜劇若手の成長喜ぶ「新喜劇とは何かというのがちょっとずつ分かってきたかな」

[ 2022年12月28日 11:56 ]

「第11回吉本新喜劇GM月例会見」に出席した(前列左から)住吉大和、間寛平GM、大黒笑けいけい(後列左から)鮫島幸恵、小西武蔵、佐藤太一郎、松浦景子
Photo By スポニチ

 吉本新喜劇GMの間寛平(73)は28日、大阪市内で「第11回吉本新喜劇GM月例会見」に出席。GM就任後の新喜劇若手座員の成長ぶりに「新喜劇とは何かというのがちょっとずつ分かってきたかな」と目を細めた。

 2月にGMとなり、吉本新喜劇の将来を見据えて様々な改革に取り組んできた寛平。4月から若手育成のための「セカンドシアター」を開催。さらにネタバトルで若手座員に自主性を芽生えさせ、出前ツアーや座員総選挙を開催するなど、新分野にチャレンジしてきた。

 寛平の目には「喋る場がなかった若手が皆、ちょっとずつ喋るようになった。やらなアカンという気持ちになって、自分でネタを作らなアカン、皆で打ち合わせて笑いを取らなアカンと」と明るい材料が見えてきた。「まだこれからですが、若手を育ててやってほしいと思います」と会見の場で報道陣にお願いした。

 当初から「第2のさんまを作りたい」と「さんまの駐在さん」などで大阪で人気者となり全国区となった明石家さんま(67)に続くスターを発掘しようとしていた寛平。「男前で喋れるのを探してた」と住吉大和(23)に目を付け期待したが…。「やっぱりさんまちゃんは100年に1人(の芸人)やし、無理。さんまちゃんにゴメン、無理やわと。さんまちゃんに(新喜劇に)入ってくれんかと言ったら、うれしそうにしてた」と裏話を明かした。

 その住吉には「ホンマに努力している」と実はまだまだ期待大。会見場でヌンチャクやバク宙を披露した住吉は「香港映画が好きなので、舞台で暴れる新喜劇のリーダーをやってみたい」と23年の目標を掲げた。

 また、「吉本新喜劇記念日2023」(なんばグランド花月)を来年3月21日に開催。75年から83年までABCテレビで放送された人気番組「あっちこっち丁稚」を復活することを発表。当時寛松を演じた寛平は「木松の木村進さんは亡くなって、利松の坂田さんは足が弱って大変な状態。誰がどの役をやるかお楽しみです」と語った。

続きを表示

2022年12月28日のニュース