任天堂 異例の「カスハラ」対策がトレンド入り反響 悪質クレーマーには修理せず&警察や弁護士と対応

[ 2022年10月19日 13:48 ]

 任天堂は19日、公式サイトを更新し、製品の修理サービス規程や保証規程の改定を発表。規定に「カスタマーハラスメント」への対策を明記した。

 カスタマーハラスメントとは、顧客等からの著しい迷惑行為のこと。今年2月には、厚生労働省からカスハラ防止への周知・啓発活動が発表されるなど、近年課題となっている。

 任天堂は18日、「カスタマーハラスメントについての項目を新たに追加する」と改定を発表。ネット上では「素晴らしい取り組み」「これは世に広まってほしい」「大きくて影響のある企業がやってくれるのは本当にありがたい」「もっと一般に浸透してほしい」と称賛する声が相次ぎ、ツイッタートレンド入りの反響を呼んだ。

 19日に更新された新規約には「カスタマーハラスメントについて」という項目が登場。「修理品に関する問い合わせをいただく際に、お客様のご要望を実現するための手段として、社会通念上相当な範囲を超える行為(下記のとおりですが、これに限りません)を行うことはご遠慮ください。これらの行為があったと当社が判断した場合、交換または修理をお断りさせていただく場合がございます。更に、当社が悪質と判断した場合には、警察・弁護士等に連絡のうえ、適切な対処をさせていただきます」とした。「社会通念上相当な範囲を超える行為」については「威迫・脅迫・威嚇行為」「侮辱、人格を否定する発言」「プライバシー侵害行為」「保証の範囲を超えた無償修理の要求など、社会通念上過剰なサービス提供の要求」「合理的理由のない当社への謝罪要求や当社関係者への処罰の要求」「同じ要望やクレームの過剰な繰り返し等による長時間の拘束行為」「SNSやインターネット上での誹謗中傷」と例を挙げた。

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2022年10月19日のニュース