仲本工事 車にはねられ意識不明の重体 横断禁止の道路歩行中 近くに妻経営のカレー店

[ 2022年10月19日 05:09 ]

仲本工事
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 「ザ・ドリフターズ」のメンバーでタレントの仲本工事(81)=東京都目黒区=が18日、横浜市西区の交差点を歩いて横断していたところ乗用車にはねられた。頭を強く打つなどして意識不明の重体。市内の病院に救急搬送され、頭部の緊急手術を受けた。病院には、妻で演歌歌手の純歌(54)と所属事務所関係者が駆けつけた。

 仲本は午前9時10分ごろ、横浜市西区浅間町5丁目の交差点を歩いて横断していたところ、パートの男性(73)=同市南区=が運転していたワゴン車にはねられた。車は右側から仲本に衝突。減速していて、スピードは出ていなかったという。現場は全部で3車線の道路と、道幅の狭い車道が交わる交差点で、横断歩道や信号機はなかった。交通量は多いが見通しは悪くない。仲本は幅の狭い車道から交差点に歩いて進入したが、そこには横断歩道はなく、歩行者の横断は禁止されていた。

 現場から約100メートルほどの場所に、純歌が経営するカレー店があり、仲本はその店の方角から歩いてきたとみられる。渡った先には最寄り駅や、純歌が現在暮らしている住居がある。

 捜査関係者によると、仲本は交差点の中央付近に倒れていた。頭を強く打つなどし、顔や頭から血を流していたという。近くに住む30代の会社員男性は「車にぶつかった後、運転手が降りてきて声をかけたが、ピクリともしなかった。5分後に救急車が到着して、救急隊員や医師が声をかけたが、無反応。応急処置をして運ばれていった」と話した。身元は、所持していた運転免許証で確認された。搬送先の病院ではすぐに頭部の手術を受けた。

 仲本は都内在住だが、周囲の知人は「仕事がない日は奥さんの店にいることが多かった」と話している。仕事に向かう途中だったとの情報もある。

 仲本と純歌を巡っては、今月に入って「週刊新潮」が、夫婦は別居状態で、目黒区内の自宅がゴミ屋敷状態になり、仲本がそこに置き去りにされていると報道していた。

 所属事務所のイザワオフィスは「突然の事態に、ご親族、ザ・ドリフターズのメンバー、我々事務所スタッフ一同、非常に大きなショックを受けております」とコメント。容体が心配される。

 《14日にはファンと交流》仲本は今月7日に、11月17日開幕の舞台「日本昔ばなし 貧乏神と福の神~つるの恩返し~」(東京芸術劇場シアターウエスト)の製作発表に出席。演じる貧乏神役について「素のままでいけばいいと思います」と話して笑わせていた。14日には群馬県高崎市の高崎高島屋で、志村けんさんの足跡をたどる「志村けんの大爆笑展」の初日に高木ブー(89)と来場。足元もしっかりしており、バカ殿のフォトスタンドでファンとの撮影に応じるなど元気だった。関係者は「別居報道を気にした様子もなく、明るく楽しそうにされてました」と話している。

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