キャイ~ン 48歳で旅立った「恩人」 天野、声詰まらせ「泣いちゃった自分が申し訳ないと今でも…」

[ 2022年10月19日 12:13 ]

お笑いコンビ「キャイ~ン」のウド鈴木(左)と天野ひろゆき
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 お笑いコンビ「キャイ~ン」が18日、テレビ朝日系「証言者バラエティ アンタウォッチマン!」(月曜後11・45)に出演。「3人目のキャイ~ン」と言われ、24年前に亡くなった初代マネジャーの思い出を語った。

 ウド鈴木と天野ひろゆきは当初、別々に事務所入り。天野は作家志望の相方とコンビを組んでいたが解散し、91年にコンビを結成。それから2年のうちに数々のテレビ番組に出演する売れっ子へ成長したが、それを陰で支えていたのが初代マネジャーの矢島秀夫さんだった。

 時にはケンカもしながらも支えてくれた戦友だったが、ある時、矢島さんが喉頭がんを患ったことが発覚。「ごめんな、大切な時に。でもすぐに治して現場行くからな」と笑って気丈にしていたといい、「やせ細った自分を見せたくない」という本人の意思でお見舞いを受け付けなかったため、キャイ~ンは心配が募る中でも一つ一つ仕事をこなすしかなかったという。98年秋に夫人から「もうダメかもしれない」と一報を受け、病室で再会がかなった。

 家族が矢島さんに病状を知らせていなかったため、天野は「それを勘づかせちゃいけなかったから、泣いちゃダメだったのよ」と回想。「心づもりして病院に向かったんですけど、管をつけて痩せてしまった矢島さんがそこにいて、もう涙止まらなくなって。おえつして。そこでウドちゃんは口一文字にして泣かないわけ。すごいなって思って。俺なんか情けなくてワンワン泣いちゃって」と懸命に涙をこらえていた相方の姿を明かした。さらに「矢島さんも一生懸命話してくれて。“悪いな…これから大事な時期なのに”って、また涙止まらなくなっちゃって。それが最後になっちゃったんだけど…泣いてしまった自分が申し訳ないと今でも思う」と声を詰まらせながら振り返った。

 1998年9月5日、48歳の若さで矢島さんは天国へ旅立った。ウドは「天国の矢島さんを笑わせたい!」、天野「今でもそばにいて、『天野、お前が何がやりたいんだ』と言ってくれてるから頑張れています」とメッセージをつづった。

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2022年10月19日のニュース