竹中直人　古谷一行さん急逝に「たまらなく優しかった古谷さん。本当に本当にさみしい限りです」

俳優の竹中直人
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　俳優の古谷一行（ふるや・いっこう、本名＝かずゆき）さんが8月23日に死去したことが、2日分かった。78歳だった。所属事務所フロム・ファーストプロダクションが発表した。後日「お別れの会」を執り行う予定。

　突然の訃報を受け、俳優の竹中直人（66）は「古谷一行さんは憧れの俳優でした。ぼくが若い頃、何度か共演させて頂きましたが、大河ドラマ『秀吉』（96年）の撮影現場での古谷さんが忘れられません。古谷さんが竹中半兵衛で私が秀吉でした。その時の古谷さんのぼくを見つめてくださる眼差しが、変な表現になってしまいますが、抱きしめるような優しさに満ち溢れていた事です。役を超えたところでひとりの人間としてぼくを見つめてくださっている。それがどれほど自分の生きる勇気になった事か。そして「竹中…」と呼んで下さった古谷さんのあの声。たまらなく優しかった古谷さん。本当に本当にさみしい限りです。竹中直人」と96年の大河「秀吉」での共演を回顧し、早すぎる古谷さんの死を悼んだ。