清塚信也「音自体が言葉と同じぐらい意味を持っちゃってる」作詞をしない理由を語る

[ 2022年9月2日 11:27 ]

ピアニストの清塚信也
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 ピアニストの清塚信也(39)が1日深夜放送のTOKYO FM「TOKYO SPEAKEASY」(月~木曜深夜1・00)に出演。社会学者の古市憲寿氏(37)とともに音楽についてトークを交わした。

 ピアニストとして演奏するだけでなく作曲も手がける清塚に対し、古市が「曲たくさん作ってますけど、ポップスみたいに自分で言葉を詞で書きたい欲望はないんですか?」と作詞はしないのかと尋ねた。

 すると、清塚は「それはね、無理」と即答。「興味があるんだけど、音譜が絶対音感あるのもそうなんだけど、子どもの頃から音に触れすぎてて音自体が言葉と同じぐらい意味を持っちゃってる」と音も言葉の1つと捉えるからこそ、さらに言葉を上乗せするのはできないとした。

 だからこそ、詞のついた音楽を聞くと「同時に別の話をされてるみたいな感覚。だからね、1回目聞いても歌詞が全然入ってこない」という。「音がドレミで聞こえちゃうから、漫画みたいにカタカナで“ドレミ”って頭の中に浮かんできちゃう。その時点で1つ言葉っぽくなってきちゃう」と説明した。

 音楽を聞くことは「言葉の成り立ちと本当に一緒」とし、街中で流れてくる曲は「だから、良いんだなこれ。とか分析も含めてどっぷり聞いちゃう」とした。

 この話に古市も「普通の人と違う回路で聞いてるんですね。そこにさらに言葉をのせるのは…、ってなるんですね」と納得しつつも驚いていた。

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2022年9月2日のニュース