安藤美姫　羽生のプロ転向表明「ポジティブにとらえた」スケート界への期待「プロの道も切り開いて…」

安藤美姫
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　プロフィギュアスケーターで元世界選手権女王の安藤美姫（34）が20日、日本テレビ系「スッキリ」（月～金曜前8・00）に出演。プロ転向を表明したフィギュアスケート男子の羽生結弦（27＝ANA）について語った。

　会見を受けて、安藤は「ここからが新たなスタートなのかな、羽生結弦さんという人としての新たな1ページが刻まれる瞬間なのかなと私はポジティブにとらえました」とコメント。「滑ることを辞めるわけではない。それは羽生選手だったり、私も含めてですけどトップにいけた人だけなので、やっぱりプロフィギュアスケーターってなっても、そういう場がなかったり…。羽生さんのように今後の未来がスケーターとしてある選手は本当に一握り。なので、この決断を全国民が応援する、支えていくっていうのは大事なことなのかなと思いました」と語った。

　羽生のプロ転向は、スケート界にもプラスに作用する部分が多いといい、「いまはアマチュア選手に注目されがちで、アイスショーもアマチュア選手がいるから成り立っている所もある」と指摘。また、アイスショーでは世代交代が起きているといい、「私たちプロフィギュアスケーターはあまり声をかけてもらえなくなってきて、アマチュア選手に声がかかるので、私たちも滑るところを失っているというのは、もちろんある」と現状を説明した。

　その上で、「羽生さんがプロの道も切り開いてくれるのかな、エンターテインメントとしてのフィギュアスケートの魅力っていうのがもっと世界中に広がるのかなと思っています」と期待を寄せた。