藤井王位 「中2日、中2日」の第3局開始 戦型は3局連続角換わり 19日に20歳になっての初対局

[ 2022年7月20日 12:42 ]

豊島将之九段との王位戦第3局に臨む藤井聡太王位(日本将棋連盟提供)
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 藤井聡太王位(20)=王将、竜王、叡王、棋聖含めて5冠=が挑戦者に豊島将之九段(32)を迎える第63期王位戦7番勝負第3局が20日午前9時、神戸市の有馬温泉「中の坊瑞苑」で始まった。対戦成績1勝1敗で先手は豊島。戦型は第1局から3局連続の角換わりへ進んだ。

 藤井にとっては17日、永瀬拓矢王座(29)を挑戦者に迎えた名古屋市での棋聖戦第4局以来の対局。さらにその前は13、14日に札幌市で指された王位戦第2局となり、「中2日、中2日」のタイトル戦日程になった。

 全8冠中、過半数超えの5冠を保持する第一人者ならではのスケジュール。藤井には、昨年8月18、19日に大阪市で王位戦第4局、22日に名古屋市で叡王戦第4局、さらに24、25日に徳島市で王位戦第5局を指した例がある。3局とも相手は豊島。「中2日、中1日」で、結果は○●○だった。

 「中2日、中2日」の今回は○○と来ただけに、3連勝で過密日程への適性を改めて示したいところだ。藤井は前日19日に20歳誕生日を迎えた。二十代を白星発進できるかどうかも見所になる。

 午前12時半からの昼食休憩までに40手進んだ。局面は角換わりの飽和状態を迎え、藤井が6筋の歩を突き出して開戦した。2日制持ち時間8時間のうち、藤井が1時間45分、豊島が1時間25分消費した。昼食メニューは藤井が「神戸牛肉ちらし」、豊島が「そば膳(卵とじ)」。午後1時半、対局再開される。

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2022年7月20日のニュース