ティモンディ高岸 BCリーグ栃木入団「皆さんに元気届けたい」野球と芸人の二刀流へ

[ 2022年7月20日 05:00 ]

栃木ゴールデンブレーブスの新入団選手記者会見に登場し、笑顔を見せる「ティモンディ」の高岸宏行(右)と同チームの成瀬善久投手兼投手総合コーチ
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 独立リーグのルートインBCリーグ・栃木は19日、お笑いコンビ「ティモンディ」高岸宏行(29)の入団を発表した。登録ポジションは投手。都内で開かれた記者会見に、ユニホーム姿で登場した高岸は「何歳からでも挑戦するのに遅いことはない。挑戦することが楽しいということを、姿勢でもプレーでもお伝えできれば!」と満面の笑み。今年6月にトライアウトを受験。「プロ野球選手」になる幼い頃からの夢をかなえ、決めゼリフ「やればできる!」を自らの背中で示した。

 背番号は人気漫画「巨人の星」の主人公・星飛雄馬と同じ16番。始球式で芸能界最速の142キロをマークした“剛腕”は、かつてプロを目指し、高校野球名門の愛媛・済美高、大学野球の強豪・東洋大で投手として活躍。しかし大学3年時に故障し夢を断念。それまで受けた応援への恩返しにと、見る人に元気や勇気を与えられるお笑い芸人に転身した。

 シーズン途中での加入だ。栃木は現在18勝18敗5分けで南地区4チーム中3位。高岸は25日から練習に参加し、状態をみてデビューとなる。芸人と野球選手の“二刀流”に向けて「全部に軸足を置いて、皆さんに元気を届けたい。得意球は(ファンに勇気を与える)エール球です!」と意気込んだ。

 ◇高岸 宏行(たかぎし・ひろゆき)1992年(平4)10月8日生まれ、愛媛県出身の29歳。相方の前田裕太と15年に「ティモンディ」を結成。1メートル88、90キロ。足のサイズは30センチ。血液型A。

 ▽栃木ゴールデンブレーブス 2016年に創設され、チームカラーは金。チーム名は夢に挑戦する勇者である「ブレーブス(BRAVES)」に由来し、地域密着を目指す。2019年にBCリーグ初優勝。監督は元巨人の寺内崇幸氏。メジャーリーグなどでも活躍した川崎宗則らも所属している。

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2022年7月20日のニュース