NHK 大河ドラマ誕生奮闘記を生田斗真主演でドラマ化「全身全霊を捧げたい」 脚本は金子茂樹氏

[ 2022年7月20日 15:46 ]

NHK「大河ドラマが生まれた日」で主演する生田斗真
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 NHKは20日、テレビ70年記念ドラマとしてNHK大河ドラマを作ったテレビマンをモデルした「大河ドラマが生まれた日」を制作すると発表した。主演は俳優の生田斗真(37)が務める。

 23年は大河ドラマが誕生60年で、若きテレビマンたちによる笑って泣ける大河ドラマ誕生奮闘記を描く。生田は初の大河ドラマ「花の生涯」の制作に奮闘した、NHK芸能局の若手アシスタントディレクターを演じる。脚本は「プロポーズ大作戦」「ハチミツとクローバー」(フジテレビ)、「ボク、運命の人です。」「世界一難しい恋」(日本テレビ)などで知られる金子茂樹氏が手掛け、同氏は同局のドラマは初執筆となる。

 ドラマの舞台は1962年。NHK芸能局の若手アシスタントディレクターの山岡はドラマ業界を全く知らない新しい芸能局長からの「テレビ10周年を記念した大型番組を作れ。映画に負けない日本一の大型娯楽時代劇だ」という号令に困り果てていた。当時は、映画会社は「五社協定」を結び専属俳優をテレビに出さないことにしており、山岡たちは大スター・佐田啓二の自宅に何度足を運んでも色よい返事はもらえず、「もうあきらめます」と最後の挨拶に行ったその日、佐田は出演を受けてくれた。佐田はアメリカの友人に、アメリカのテレビ事情を聞き、「将来、娯楽の王様はテレビに変わる」と知らされたからだった。佐田の出演決定により、映画スターたちの出演が次々と決まる。しかし、撮影が始めると、現場ではさまざまな問題が続発。山岡たちは現在では一般的になった収録方法をどんどん生み出しながら、放送日に向けて突き進んでいく…というもの。

 生田は「長い歴史のある大河ドラマに何度か出演させていただきましたが、その一番はじめ、いったいどうやってこの大河ドラマが始まったのか。意外にもいろいろと笑えるエピソードがあることが分かりました。どんなドラマになるのか、私自身もとても楽しみにしています」と意気込み。

 金子氏とは生田主演の日本テレビ「俺の話は長い」(2019年)に続くタッグとなる。「金子茂樹さんとは何度かご一緒させていただきましたが、とても素晴らしい脚本です」と信頼を寄せ、「完成を楽しみに待っていてください。この夏は、このドラマの撮影に全身全霊を捧げたいと思っています」とアピールした。

 放送は23年2月を予定している。

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