元AKB48・内田眞由美さん プロデュースのアイドルグループは「赤ちゃん感」

[ 2022年3月23日 07:40 ]

新アイドルグループ「YORISOERU」の(左から)田村優芽、永長利那、永井穂花、佐藤優來那、大石菜月、中村梨花
Photo By 提供写真

 【牧 元一の孤人焦点】AKB48の元メンバーで焼き肉店「IWA」オーナーの内田眞由美さん(28)がプロデュースする新アイドルグループ「YORISOERU(ヨリソエル)」が始動した。

 内田さんは「私自身はアイドル時代、人気メンバーだったわけではないので、彼女たちに教えられることがあるのか不安もありますが、凄く良い子たちが集まったので、夢をかなえさせてあげたい。ファンの方々に寄り添うアイドルグループを目指して頑張ります」と話す。

 メンバーのオーディションには約250人が応募。書類審査と面接、実技審査(歌とダンス)を経て、最終的に、メンバー計6人が決まった。

 内田さんは「6人は凄く素朴で、ピュアな感じ。21歳の子もいるけれど、みんな、話していると、雰囲気がかわいくて『赤ちゃん感』が強いんです。アイドルになるべくして生まれて来たんじゃないかと思います」と語る。

 メンバーは下記の6人。
 田村優芽(20)=埼玉県出身=
 永長利那(16)=茨城県出身=
 永井穂花(21)=神奈川県出身=
 佐藤優來那(15)=栃木県出身=
 大石菜月(20)=栃木県出身=
 中村梨花(15)=京都府出身=

 「優芽は愉快な子で、バラエティーな感じ。利那は元々アイドル好きで、まじめな子。穂花は最年長だけれど、いちばん赤ちゃんっぽい。優來那はアイドルへの思いが強い子で、笑顔がかわいい。菜月はスタイルが良くて、モデルタイプ。梨花は京都からやって来た子で、熱い」

 6人は、アイドル運営などを行うフレオマネジメントに所属。今春、ドリーミュージックからメジャーデビューすることが既に決まっている。

 「グループ名は、書類審査の頃に決めていました。コロナ禍で、私自身が誰かに会う機会が少なくなっていた時、自分に寄り添ってくれるのはアイドルだなと思って、それをそのまま言葉にしたんです。『ヨリソエル』と文字にすると、かわいい」

 メンバーは、今後のデビュー曲発売イベントなどに向けて、歌とダンスなどの練習を重ねる日々だ。

 「私が15歳でAKBに入った時は歌もダンスもできなくて、毎日レッスンしなければ追いつけませんでした。でも、この6人は土曜と日曜のレッスンスケジュールなのに結構できていて、今の子はちゃんとしているんだなと思いました。グループのコンセプトはガチガチに決めません。だめなことはだめだと伝えるけれど、基本的には、自分が思うように自分をアピールして活動してほしい。『そのままの君でいい』と肯定的でありたいと思っています」

 自らプロデューサーとして衣装やメークなどにも携わっていく意向ではあるが、メンバーの心のケアが最重要の職務になりそうだ。

 「先日、アーティスト写真の撮影の時、私はいすに座って見ていたんですけど、その写真をスタッフに撮られて『保護者の顔になってる』と言われました。確かに、その写真を見てみると、子供を見守る母親のようでした。でも、私が母親のような気持ちでメンバーの本音や悩みを聞いてあげて、早めに対処できれば、メンバーが行き詰まるのを避けられると思います」

 今月25日午後7時からSHOWROOMで特番を配信し、デビュー曲の曲名を発表する予定だ。

 「ほかのグループがやらないようなことをやって、アイドル業界自体を盛り上げたいという思いがあります」と新進プロデューサーは広い地平を見据えている。

 ◆牧 元一(まき・もとかず) 編集局デジタル編集部専門委員。芸能取材歴30年以上。現在は主にテレビやラジオを担当。

続きを表示

この記事のフォト

2022年3月23日のニュース