パックン、ゼレンスキー大統領の演説に「具体的な事例に触れずに思い出させるテクニックがうまい」

[ 2022年3月23日 22:35 ]

パックンこと、パトリック・ハーラン
Photo By スポニチ

 お笑いコンビ「パックンマックン」のパックンことパトリック・ハーラン(51)が23日、ABEMA「Abema Prime(アベプラ)」(月~金曜後9・00)に出演。この日午後6時から、日本の国会でオンライン形式で行われたウクライナのゼレンスキー大統領の演説のテクニックを称賛した。

 ゼレンスキー氏は英国やカナダ、米国、ドイツ、イスラエル、イタリアなどでオンライン演説を行った際には、米国では「真珠湾攻撃」、ドイツでは「ベルリンの壁」など、各国の歴史を踏まえたスピーチだった。今回の日本では「原発」「サリン」「津波」「故郷」「復興」というワードを盛り込んだ演説を行った。

 これにパックンは「基本的にスタート地点はアリストテレスが言った『お客様を知れ』っていう、この出発点からうまく研究を重ねて演説を行っている」と分析した。「今回の演説はそこまで露骨じゃないのが、逆に素敵だなと思った。具体的な事例に触れずに思い出させるテクニックがうまい」と称賛した。

 また、「故郷」というワードを使い「3・11」を想起させたことに「故郷と言うのは全世界のどこの国の方でも、反応するキーワード」とし「日本の方にとって特別な思いである。こういうところにマジックが起きてるかミラクルが起きてるかわからないけど、反応しやすい内容になっている」と、ゼレンスキー氏の演説について自身の意見を述べた。

続きを表示

2022年3月23日のニュース