ザルツブルグ在住の中谷美紀 コロナ禍で仕事の合間縫い…ドイツ語検定取得を報告「感慨もひとしお」

[ 2022年3月23日 07:57 ]

中谷美紀
Photo By スポニチ

 女優の中谷美紀(46)が22日、自身のインスタグラムを更新。コロナ禍で勉強に励み、国際的なドイツ語検定の取得を報告した。

 オーストリア・ザルツブルク在住の中谷は「この2年間、悪戯に時が過ぎていくのを手をこまねいて眺めていることも癪(しゃく)でしたので、ドイツ語のオンラインレッスンに励みました」と告白。「ドイツ語学習は、2016年の12月に挨拶から始めましたが、『私の名前は中谷美紀です。あなたのお名前はなんとおっしゃいますか?』というくだりですでに思考停止状態となり、名詞に女性、男性、中性と性別があることでパニックに陥り、定冠詞が『が・の・に・を』次第で変化することに憤りすら覚え、しばらくは語学学校から足が遠ざかってしまいまして、ロゼッタストーンなどで単語だけを憶えて誤魔化していました。しかし、文法を学ばなければ簡単な買い物すらままならない複雑な言語ゆえに、2019年の12月からようやく重い腰を上げてゲーテインスティトゥートでの学習を開始しました」と経緯を明かした。

 「A1という入門編から初めて、コロナ禍でどこへも行けない期間を利用しつつ、仕事でしばらく休んだり、倦怠期にてサボったりもしながら少しずつ学びを進めて、本日ついにB1の履修を終えることができました」と報告した。ゲーテインスティトゥートB1は全世界で行われているドイツ語の能力を測る試験の1つで、6段階の共通評価レベルで3番目で、いわゆる“中級”に当たるレベルだという。

 「ゲーテの先生方の忍耐強く、懇切丁寧なご指導のお陰で、30年近く前に読んだアゴタ・クリストフによる戦争孤児たちの物語『悪童日記』をドイツ語版でも読むことができるようになり、感慨もひとしおです」としみじみ。「とは言え語学学習は基礎が何よりも大切なので、今抱えている仕事が一段落したら、テキストをMenschen からMotiveに変えて、B1をもう一回学び直してみようと思っています」とも。「いかなる言語にせよ、いかなるレベルであれ、語学学習者の皆様、お互いに休み休み励みましょうね。それでは今宵もゆっくりお休みくださいませ」と呼びかけた。

 なお、「悪童日記」については「ナチスへの迎合を経てソビエトによる占領という、東欧諸国ならではの事情が描かれており、まさに今読むに相応しい物語です。また、ハンガリー人のアゴタ・クリストフが難民としてスイスへ亡命した後に書かれたため、原文はフランス語とのこと、平易な文章ですので、むしろ『星の王子さま』よりもわかりやすく、フランス語学習者の方にもおすすめです」と補足した。

続きを表示

この記事のフォト

2022年3月23日のニュース