ロシアTVで女性社員が抗議 専門家が見解「今どんどん広がって…反戦運動の機運が高まってきています」

[ 2022年3月23日 16:51 ]

 ロシア政治を専門とする筑波大・中村逸郎教授が23日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜1・55)にリモート出演。ロシア軍のウクライナへの攻撃について言及した。

 番組では、ロシア政府系テレビ「第1チャンネル」のニュース番組の生放送中、女性社員マリーナ・オフシャンニコワさんがキャスターの背後で「戦争をやめて」などと書かれた紙を掲げたことを取り上げた。

 フリーアナウンサーの宮根誠司に「真実がロシアの人たちにどれぐらい届いているんだろうという事があると思うんですが」と振られた中村氏は「今回マリーナさんがスタジオでああいう風に見せたって言うのは、今どんどん広がってるんですよ。同じテレビ局の人が早速、このままプーチン政権のプロパガンダをやってられないと、辞職したりしてるんですね」と明かした。さらに「この1週間ですけども、ロシア全土で1万人の人が外国に避難してるんですよ。その中には150人というジャーナリストも入っているわけですけども、マリーナさんがああいうプラカードで見せたっていう事で、ロシア全土で反戦運動の機運が高まってきています」と語った。

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2022年3月23日のニュース