アパホテル社長“太っ腹戦略”で顧客増つながった　広告に批判殺到も全ての手紙に直筆で返事と…

アパホテル・元谷芙美子社長
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　アパホテルの元谷芙美子社長（74）が10日放送のフジテレビ系「世界アッパレ女性列伝　SDGsバラエティ『生様様様』」（後8・00）にVTR出演し、ピンチをチャンスに変えた経営戦略を明かした。

　さまざまな女性の生き様にスポットを当てた同番組にVTR出演した元谷社長。開業38年で全国688棟を誇る日本トップクラスのホテルチェーン・アパホテル。元谷社長が1代で築き上げる快進撃を決定づけたのが、自身の顔をさらけ出してホテルの広告塔になったこと。

　しかし、この広告に「この広告は公共の福祉に違反している」「見たくない」「誰かもっといい人はいないか」と会社へ批判の手紙や苦情の電話が殺到したという。それでも、このピンチをある戦略でチャンスに変えた。

　それは全ての手紙に「お手紙ありがとうございます。是非会いに来てください」といった内容の返事を直筆で書いた。「お会いできれば思っていたよりはいい人で明るくて、一生懸命さゆえの戦略の中で出させていただいたんで、そういう私の姿勢もわかっていただけると思って」と振り返った。

　さらに手紙の中に「宿泊券を入れて、『来てください』『お会いしたいです』って。すごくファンになっていただけたと思う。笑って帰られた。会って良かったって」と顧客増へとつながった。

　元谷社長は「アゲインストの風邪でも吹けば認めていただける。一番残念なのは無視されること。自分がどう考えるかで自分の人生も生き様も会社も変わる」と自身の考えを明かした。