麒麟・川島「人の漫才を見て、初めて泣いた」 思い出のM-1を回想「我々の無念を晴らしてくれた」

[ 2022年3月10日 16:24 ]

「麒麟」の川島明
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 お笑いコンビ「麒麟」の川島明(43)が9日放送のテレビ朝日「お笑い実力刃」(水曜後11・15)にVTR出演。ライバルの「笑い飯」への思いを語った。

 川島は笑い飯のM-1グランプリへの挑戦を振り返って、「(09年に)一回優勝しかけたんですよね」と振り返る。09年のM-1、笑い飯は1本目で「鳥人」を披露し、島田紳助から史上初の100点満点をゲット。優勝を確実視されながら、2本目に賞レースにふさわしくない下ネタ漫才「チンポジ」を繰り出し、まさかの2位に終わった。

 川島は「1本目に『鳥人』をやられて100点を出されて、文字通り『羽ばたいたな』と。で、『鳥人』と同じく劇場でおろしている面白いネタがもう1本あるから『2本目はウイニングラン』だなと思ったら、『チンポジ』と言うことで、自ら権利を放棄された」と回想。「そこなんですよ。笑い飯の危ないところは。そこがカリスマ性のあるところというか…」と苦笑いを浮かべた。

 しかし翌10年、笑い飯はラストチャンスで悲願の初優勝を果たす。川島は「自分でもびっくりしたんですけど、ラストイヤーの優勝の瞬間を、後輩たちと僕の家で見てたんですよ。同じく劇場で一緒にやってたメンバー、5、6人が集まって、『笑い飯頑張れ』みたいな感じやったんです」と説明。そして、「笑い飯が優勝決まった瞬間、ホンマに全員泣いてましたね。やっと我々の無念を晴らしてくれたなっていう。みんな優勝はできなかったんで。ずっと嗚咽が止まらなかったですね」と告白。「人の漫才というか、M-1を見てて、初めてのことです」と明かし、笑い飯への特別な思いをにじませた。

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2022年3月10日のニュース