古市憲寿氏 チェルノブイリ原発停電に「すっかり終わった原発と思っている方も多いけど、そうではなく」

[ 2022年3月10日 10:16 ]

フジテレビ社屋
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 社会学者の古市憲寿氏(37)が10日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。ウクライナの電力企業が9日、ロシアの軍事行動によって北部チェルノブイリ原発で停電が起きたと発表したことに言及した。

 ウクライナのクレバ外相は、電力供給を非常電源に切り替えたが48時間しか電力が持たないと説明している。国際原子力機関(IAEA)は電源が失われても使用済み核燃料プールに水は十分あり、放射性物質漏れを防ぐための冷却には問題ないとしている。

 MCの谷原章介が「これ数十年前のものですから、さらなる被害が拡大しづらい状況とは聞いてるんですけれども、どこかこういうものを一つの手段として用いられるってことは怖いですよね」と聞くと、古市氏は「原発って事故後にコンクリートで覆って、2019年からは金属製のシェルターで覆われているんですけれども、それで原発事故って終わりなわけじゃなくて廃炉作業はずっと続いてるわけですよね」とし、「だからチェルノブイリっていうとすっかり終わった原発と思っている方も多いんですが、そうではなくて廃炉はこれからも続いていくわけですから、そういう場所をこうやって奪われてしまうってのはリスクがあるなってことは思います」と自身の考えを述べた。

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2022年3月10日のニュース