中村逸郎教授 チェルノブイリ原発停電「ロシア軍はほかの原発も…単にインフラを握るという問題ではない」

[ 2022年3月10日 09:59 ]

フジテレビ社屋
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 ロシア政治が専門の国際政治学者で、筑波大教授の中村逸郎氏が10日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。ウクライナの電力企業が9日、ロシアの軍事行動によって北部チェルノブイリ原発で停電が起きたと発表したことに言及した。

 ウクライナのクレバ外相は、電力供給を非常電源に切り替えたが48時間しか電力が持たないと説明している。国際原子力機関(IAEA)は電源が失われても使用済み核燃料プールに水は十分あり、放射性物質漏れを防ぐための冷却には問題ないとしている。

 中村氏は「このチェルノブイリに入る時に、ベラルーシの国境から首都のキエフに南下してる時にチェルノブイリがあったんですね。そこにロシア軍が入ったと言われているんで、これは何らかの形でこのチェルノブイリを軍事作戦の一部として使うのかなって思ってたんですね。ですからこういう形で非常に危険な状態になっているってことは、もうロシア軍というのは、ほかの原発も狙ってますので、単にインフラを握るとかいう問題ではなくて原発を狙ってきているといえると思います」と自身の見解を述べた。 

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