小池百合子都知事 ワクチン“爆速接種”へ政府に協力要請「職域に対するワクチンの供給を」

[ 2022年2月10日 21:13 ]

 東京都の小池百合子知事(69)が10日、BSフジ「BSフジLIVEプライムニュース」(月~金曜後8・00)に出演し、13都県へのまん延防止等重点措置を3月6日まで延長することが決まったことについてコメントした。

 都はこの日、新型コロナウイルスの感染者が新たに1万8891人確認されたことを発表した。先週の同じ曜日から1788人減っており、曜日別では2日連続で前週を下回った。一方で重症者は5人増えて64人、死者は13人だった。小池知事は「現状で申し上げますと、ここで解除という選択肢は残念ながらないと思います」と見解を口にした。

 延長を受けて自粛要請の程度の変更の可能性について聞かれると、「今回、飲食店の(酒類提供、営業の)時間はそのままにしてあります。むしろどうやって広がっている家庭内(感染)をどう抑えていくのか。重症化しやすいお年寄りをどう守るか、さまざまな知恵を絞りながらやっていく」と述べた。

 さらに「ワクチンですね。ワクチンの接種を“爆速”でやっていく必要がある」と力を込めた。これまで最大で1日22万回の接種実績があるが、現状は17万回止まりという。「職域(接種)を早く始めれば、足りない部分はより効果的に進められますので、国には職域に対するワクチンの供給をお願いしたい」と政府に訴えかけた。

 小池知事はコメントの途中で、せきがとまらなくなるハプニングに見舞われたが、「のどに詰まっちゃって」と説明していた。

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2022年2月10日のニュース