田中ウルヴェ京氏 ワリエワの禁止薬物疑惑報道に「検体を2つとっているはず。どちらの検体までを…」

[ 2022年2月10日 17:00 ]

ソウル五輪シンクロ・デュエット銅メダリストの田中ウルヴェ京氏
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 ソウル五輪シンクロナイズドスイミング銅メダリストでメンタルトレーナーの田中ウルヴェ京氏が10日、コメンテーターを務めるテレビ朝日「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金曜前10・25)に出演。北京冬季五輪でフィギュアスケート団体のメダル授与式が急きょ中止された問題で、ロシアの有力紙コメルサント(電子版)が9日に複数の消息筋の話として、金メダルを獲得したロシア・オリンピック委員会(ROC)のカミラ・ワリエワ(15)がドーピング検査で陽性反応を示したためと報じたことについて言及した。

 ロシアメディアは、検出された物質は血管拡張作用のあるトリメタジジンで、検体は昨年12月に採取されたものだと報道。ロシア紙RBK(電子版)は、検出されたトリメタジジンは少量だと報じた。トリメタジジンは心臓の病気の治療などに使われる。

 田中氏は「まずドーピングかどうかも分かりませんし、ワリエワさんかどうかも分からないという疑惑という報道なだけなので憶測に過ぎないのですが」と断った上で、「ただドーピング検査、私自身も選手時代にやったことがありますが、最近では特に事前の申請をしっかりすることがもちろんできます。例えば病気だったりケガだったりということで、ドーピングに引っかからざるを得ないような薬物を使用しなければいけない時、正当な理由があるとそのことを事前に申請をします。なので事前申請していたものなのか、それとも全く関係のないものなのか。こういったこともまだ分かってきていませんし、また、もしドーピングの可能性だったとしても検体を2つとっているはずで、どちらの検体までを確認した状況なのかっていう細かいところをもっと知らなければいけないと思っています」とコメントした。

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2022年2月10日のニュース