八代英輝氏 紀州のドン・ファン遺言書訴訟は刑事裁判にも影響「相続人を殺害したということになると」

[ 2021年12月8日 13:07 ]

八代英輝弁護士
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 弁護士の八代英輝氏(57)が8日、コメンテーターを務めるTBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。「紀州のドン・ファン」と呼ばれ2018年に急性覚醒剤中毒で死亡した和歌山県田辺市の資産家野崎幸助さん=当時(77)=が全財産を市に寄付するとした遺言書の有効性が争われている和歌山地裁の訴訟について言及した。

 訴訟で、「無効だ」と提訴した野崎さんの兄ら親族側が「遺言書の筆跡は野崎さんではない別人のもの」とする筆跡鑑定を3件、地裁に提出。関係者によると、全財産は約13億円とされる。被告側として訴訟に参加している田辺市側は「遺言書は野崎さん本人の筆跡で有効だ」と争う方針。原告の親族とは別に、野崎さんの元妻の被告(25)も遺産の半分の相続を請求する権利があるが、野崎さんを殺害したとする罪などに問われ、刑罰を受けた場合は欠格事由に該当し、受け取れない可能性もある。

 MCの恵俊彰(56)が「有罪になるか、無罪になるかで受け取れるか受け取れないか、元妻は変わってくるわけでしょ」と聞くと八代氏は「そうですね。相続人を殺害したということになると本来相続できるものもなくなってしまうって可能性は十分にありますから、そういった意味でも刑事も影響してきます」と解説した。

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2021年12月8日のニュース