渡辺王将VSプロ野球選手軍 監督・戸辺七段は「責任重大」 第2回球王戦12日ニコニコ生放送で配信

[ 2021年12月8日 13:06 ]

プロ野球最強「将棋王」は誰だ!?12日ニコニコ生放送で配信
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 球界屈指の将棋好きが集結する「プロ野球最強将棋王決定戦」(スポーツニッポン新聞社、株式会社ドワンゴ主催)は、12日16時30分からライブ配信サービスのニコニコ生放送で生配信する。日本プロ野球選手会の全面協力のもと、中日・平田良介外野手(33)、巨人・丸佳浩外野手(32)、西武・山川穂高内野手(30)、DeNA・嶺井博希捕手(30)、楽天・西口直人投手(25)、ロッテ・安田尚憲内野手(22)がエントリー。第1部では個人戦の「球王戦」、第2部は出場選手たちが「ドリームチーム」を結成し、渡辺明王将(37=名人、棋王との3冠)に挑戦する。 第1回大会「渡辺王将vsドリームチーム」棋譜

 第2部の団体戦で選手軍が挑むのは、将棋界最高峰タイトル「名人」保持者で熱狂的ヤクルトファンの渡辺明王将。燕日本一の興奮冷めやらぬまま、ドリームチームの挑戦を待ち構える。年明け1月には藤井聡太竜王(19=王位、叡王、棋聖との4冠)と激突する第71期ALSOK杯王将戦七番勝負の開幕も控えており、注目度は最高潮を迎えている。

 選手軍を率いるのはDeNAファンで、2019年9月のプロ野球公式戦DeNA-ヤクルト戦で始球式を務めた経験を持つ戸辺誠七段(35)。“監督”として個性豊かな選手軍をまとめあげ勝利に導くことができるか、必見だ。「ドリームチームを率いるということで、責任重大ですね!選手の個性を見極めながら、適材適所に攻守を…は、絶対無理なので(笑い)。皆で力を合わせて、楽しく伸び伸び指せる展開で勝利を呼び込めれば良いなーと思っています」と朗らかにコメント。しかし、「渡辺名人の棋風や性格は誰よりも分かっているつもりなので、その辺りは任せて下さい!」と早くも“戸辺攻め”をさく裂させていた。

 ルールは駒落ち戦で、1人5手で選手交代。さらに特別ルールとして、選手は打順に1度だけニコニコ生放送に寄せられた指し手のコメントを「声援」として見ることができるほか、一局に1度だけ戸辺監督が選手に代わって1打席指すことができる「代打、オレ」制度も設けられいる。

 昨年行われた第1回大会では渡辺王将に2枚落ちの手合いで挑み、見事選手軍が勝利。ロッテ・安田は「憧れの渡辺名人が目の前で『参りました』って…。気持ちよかったです」と感激する姿も。今年も盤上での好プレー&珍プレーに期待が高まる。

 対局の模様は、ライブ配信サービスのニコニコ生放送で「プロ野球×将棋特番2021」と題して、12日16時30分より生配信する。

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2021年12月8日のニュース