おぎやはぎ矢作 足並みそろわぬ文通費議論に嘆き「政治家のあり方がだいぶもう下なんだな」

[ 2021年12月8日 14:08 ]

「おぎやはぎ」の矢作兼
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 お笑いコンビ「おぎやはぎ」の矢作兼(50)が8日、フジテレビ系「バイキングMORE」(月~金曜前11・55)に生出演し、国会議員に支給される月額100万円の文書通信交通滞在費(文通費)をめぐる与野党の議論についてコメントした。

 自民党の茂木敏充幹事長は「できることを早急に行い、結果を出すことが重要だ」と述べ、臨時国会では現在の月額支給から日割り支給に変更する法改正を優先すべきとの意向を示している。一方で野党からは、日本維新の会や国民民主党が使途公開や国庫返納を見直し対象に含めるべきだとし、足並みがそろわない状況が続いている。

 文通費をめぐっては、使い道の公開が義務づけられていないことなどから、「国会議員の第2の給与」とも呼ばれ、選挙資金の借金返済などに使われるケースもあるといわれる。こういった議論が浮上したことについて、矢作は「こういうふうに言われちゃうってことは、政治家の先生っていうのは偉い、すごい人という感じじゃなくなっちゃったんだなって」と率直な感想を口にした。

 矢作は「有能な人たちの集団だったら、別に『ちゃんとしたことに使ってくれているんだったら、これくらいあげておいて、使って下さい』だった」と話し、民間企業での“あるある”を例に出して話した。「会社とかでも、優秀な営業マンって交際接待費をフリーに使えるところとか、あるじゃないですか?優秀だからって言って。無能な営業マンが、交際費を経理に出したら、経理の人に超怒られるわけですよ。『お前みてえなやつがなんで、こんな飲み食いに使ってるんだ』って」。さらに「政治家のあり方が、だいぶもう下なんだなと思っちゃった」と嘆いた。

 政府は国民のマイナンバーカードと金融機関の口座とをひも付けすることにより、国民の預金実態の把握を目指している。矢作は「マイナンバーを使って国民のお金の流れを分かるようにしているのに、何でここを分かるようにしないのかが分からない」と、政治とカネの矛盾点を指摘。MCの坂上忍(54)から「うまいこと言うねー!矢作君、今日も」と称賛されていた。

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2021年12月8日のニュース