鈴木大地氏 米国五輪外交ボイコット「本来はスポーツ選手同士の戦いの場であってほしいなと思いますので」

[ 2021年12月8日 08:46 ]

鈴木大地氏
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 ソウル五輪金メダリストで前スポーツ庁長官の鈴木大地氏(54)が8日、フジテレビ「めざまし8」(月~金曜前8・00)に出演。バイデン米政権が6日に来年2月の北京冬季五輪・パラリンピックに政府代表を派遣しない「外交ボイコット」を発表したことに言及した。

 米国の外交ボイコットが、中国当局による新疆ウイグル自治区などでの人権侵害に抗議するのが狙い。選手団は通常通り参加する。中国外務省は7日、対抗措置を取ると明言した。米政府関係者は各国に同調の動きが拡大するとの見通しを示しており、日本は難しい判断を迫られるが、岸田文雄首相は7日、記者団に「五輪や、わが国の外交にとっての意義を総合的に勘案し、国益の観点から自ら判断していきたい」と述べた。

 鈴木氏は「まずこのニュースで大事なのは、選手たちは普通に参加できて競技ができるってこと。そのほかに外交ボイコット。ボイコットと聞くと大げさに聞こえるんですが、まずそういうことですよね」と言い、「プーチン大統領がIOC総会で招致の演説をした時に、国ぐるみでこの五輪招致をかけているんだなっていうのが非常に好印象だったっていうふうにスポーツ界には捉えられていて、それ以降、首脳が結構出てくるようになったんですよね。ですけれども本来はスポーツ選手同士の戦いの場であってほしいなと思いますので、今回、本来あるべきスポーツの世界に戻るのかなという気もいたしますね」と自身の見解を述べた。

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2021年12月8日のニュース