坂上忍 辞職の当て逃げ都議「詐欺に等しい」 それでも失職にはならない難しさに「政治の世界って…」

[ 2021年11月24日 14:22 ]

坂上忍
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 タレント坂上忍(54)が24日、MCを務めるフジテレビ系「バイキングMORE」(月~金曜前11・55)に生出演し、7月の東京都議選の選挙運動期間中に無免許運転の人身事故を起こし、22日に辞職を表明した木下富美子都議(55)についてコメントした。

 番組ではこの騒動を特集。無免許運転を繰り返していても実刑以上でないことを理由に失職にはあたらず、「辞めさせる難しさ」が浮き彫りとなった。極端な話、覚せい剤の常習犯でも初犯なら執行猶予がつくため、ルール上は議員を続けられてしまう。地方自治法で認められているリコール請求も可能だが、板橋区では15万人以上の署名が必要であることも取り上げられた。

 さらに、議会の辞職勧告決議には法的拘束力がない。都議としての義務違反や議会運営の妨げを理由に除名処分は可能だが、定められた数の議員の同意が必要で、木下都議の場合は議会外のことだったとして条件にあてはまらなかった。

 この問題を取り上げた坂上は「有権者は知らないで、投票した後から(事故が発覚)でしょう?しかも、無免許運転の自覚があったと明言している。詐欺に等しい。こういった場合はどうしたらいいのか。全うな投票じゃない。知らなかったんだから。後から実は…と言われても、こんなことやってた人だったのってなりますよね?でも法律があるから変えられないって…」とため息。

 除名処分の条件を、議会外の行動にも対象範囲を広げるべきではないかという意見には「賛成です」とした上で、「政治の世界って椅子取りゲームみたいなことをずっとやってるからややこしいルールにしなきゃいけないわけで。ダメなものはダメってすりゃあ、こんなややこしいことにはならないのに」と苦言を呈した。

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