鈴木大地氏 中国幹部との不倫告白のテニス選手安否問題「政治臭がプンプンする。IOCが突然出て来たり」

[ 2021年11月24日 09:44 ]

鈴木大地氏
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 ソウル五輪金メダリストで前スポーツ庁長官の鈴木大地氏(54)が23日、フジテレビ「めざまし8」(月~金曜前8・00)に出演。国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)は22日、国際オリンピック委員会(IOC)が、動静が分からなくなっていた中国の女子テニス選手、彭帥(ほう・すい、35)さんの無事をテレビ電話で確認したと発表したことについて「中国政府のプロパガンダに加担するな」と批判する声明を発表したことに言及した。

 IOCのバッハ会長は21日、彭さんと30分通話し無事を確認したと発表したが、HRWは、他の関係者が彭さんと連絡が取れない中、通話がどのように設定されたのかを「IOCは説明していない」と指摘。「言論を規制し性的暴行疑惑を無視しようとする中国当局と積極的な協力関係に乗り出した」と非難した。中国が彭さん問題で全面的な言論統制を実施し、中国のインターネットでは「彭」や「テニス」といった言葉さえ検索規制対象だとも指摘。IOCに、テレビ電話での中国政府の関与を説明することなどを要求した。彭さんは中国最高指導部メンバーだった張高麗元副首相から不本意な性的関係を迫られたと告白、その後、動静不明となっていた。

 鈴木氏は「まずは彭帥選手が無事でよかったなっていうのと、この件は政治臭がプンプンする。そもそもなぜこんなこと(中国最高指導部メンバーとの不倫)を告白したのかとか、IOCが突然出て来たりとか、今度は北京五輪もありますので、そういういろんな絡みがあってこういう形になっていると思うんですよね」と自身の見解を話した。

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2021年11月24日のニュース