反町隆史 来年3月で「相棒」卒業、水谷“右京”に感謝「背中追い続けた7年」

[ 2021年11月24日 05:00 ]

来年3月でテレビ朝日「相棒」を卒業する反町隆史
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 テレビ朝日「相棒」シリーズで水谷豊(69)演じる杉下右京の4代目相棒役を務める反町隆史(47)が、来年3月まで放送されるシーズン20をもって卒業する。2015年10月スタートのシーズン14から出演し約7年。24日放送の第7話で歴代相棒最多となる125回の出演記録を打ち立てる。右京からの信頼も厚かった最長相棒が惜しまれつつ作品を去る。

 “人材の墓場”とやゆされる「特命係」に所属する警視庁の警部・右京が、相棒とともに事件を解決していく物語。00年のスタート以来20年以上続く人気シリーズで、過去4人の相棒が登場。中でも反町演じる冠城亘(かぶらぎ・わたる)は法務省から出向し、自らの希望で「特命係」に異動してきた異色の存在。コミカルな性格で時に右京を怒らせるなど、2人の絶妙な距離感が人気を集めてきた。同局関係者は「4人の相棒それぞれに魅力があるが、冠城は今までにない個性があり初期のファンからの人気も高い」としている。

 自ら卒業を切り出したという反町は「卒業について直接話した時、水谷さんがおっしゃったのは、“分かった”の一言でした」と明かした。41歳の時から出演し始め来月には48歳。水谷からは「50代を迎えるにあたって、新しい出発を切ろうとしている気持ちは、よく分かる」と心情を理解してもらったといい、反町は「同じ俳優として察してくださっていることを強く感じた」と信頼関係をのぞかせた。水谷も「2人では多くを語っていません。話さなくても思いは十分分かり合っている」と絆を強調。「この先、冠城亘ではない役者ソリを見られることもとても楽しみです」とエールを送った。

 初代相棒を務めた寺脇康文(59)の124回の出演記録を抜き、最長相棒となってドラマを卒業する反町。「水谷さんの背中を追い続けた7年。ここまで続けてこられたのは水谷さんがいたから。それだけです」と感謝した。

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