生田斗真 主演映画で“親心”表現 父になることが分かった8~9月に撮影、来年公開「渇水」

[ 2021年11月24日 04:00 ]

映画「渇水」の主演を務める生田斗真
Photo By 提供写真

 俳優の生田斗真(37)が来年公開の映画「渇水」で主演を務める。すでに撮影は終了。水道料金を滞納する家庭の水を止める業務に就く市の水道局職員役で「空気や太陽の光はタダなのに、どうして水はタダじゃないんだと世の不条理に疑問を持ち始める主人公に、少しの希望とかすかな光を与えることができたらという思いで精いっぱい演じました」と語った。

 原作は河林満氏の同名小説で、監督の高橋正弥氏が10年間脚本を温めてきた意欲作。映画「凶悪」の監督、白石和彌氏が初のプロデュース。制作陣の思いが一致し、生田にオファーが寄せられた。

 妻と子供と別居している中で職務中に出会った育児放棄を受けている幼い姉妹を自分の子供と重ね合わせ、救いの手を差し伸べるヒューマンドラマ。舞台を原作の90年代から現代に移して描かれる。

 格差社会やネグレクト、貧困などの問題が取り上げられており、生田は、日常の中で「なにか違う。このままでいいのかとふと立ち止まり、自分を見つめ直すことも悪くないと思わせてくれる作品です」と魅力を語った。

 撮影期間は今年8~9月で、くしくも生田自身が父親になることが分かったタイミング。どのように“親心”を表現しているかにも注目だ。

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2021年11月24日のニュース