橋下徹氏 各党の経済対策に私見「分配とか金を配る話は簡単。残念なのは、どこも改革の話を出してない」

[ 2021年10月14日 10:26 ]

橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(52)が14日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。衆議院選挙を控え、与野党各党が打ち出している経済対策について言及した。

 番組では、現金給付などの各党の経済対策案を紹介した。

 橋下氏は「分配はね、必要だと思うんですけど、分配だけで産業の新陳代謝は生まれません」とし、「これは岸田さんも野党もみんな今までの資本主義の在り方が間違っているから変えていこうって言われているんですけど、1990年から賃金もGDP(国内総生産)も株価も全く伸びていないのは日本だけなんですよ、先進国、資本主義の中で。これはいろいろな考え方がありますけど、僕は資本主義の在り方が間違っていたというよりも全然、日本って資本主義を進めてこなかった結果だと思っています」と持論を展開。

 そして「だから本来は産業の新陳代謝を促すとか、定年制ということで一定の正社員だけが強力に守られた地位を持って非正規の人、若者がなかなか働けないような社会、こういうのを変えていかないといけない」と主張し、「古い体質を変えていく、先に席を占めた人たちも能力がなければ退場を願う、そういう形で活性化をしていく改革というものが30年間やってこなかったというのが僕の持論。政治家は、分配とか金を配るって話はものすごい簡単なんですよ。本来、難しいのは改革のところで、残念なことに与野党、改革の話を出していないってことが今の日本の政治の最悪の状況だなって僕は思っています」と自身の考えを述べた。

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2021年10月14日のニュース