羽生九段 豊島竜王に逆転2勝目も「反省多い将棋」王将戦挑戦者決定リーグ

[ 2021年10月14日 05:30 ]

<王将戦挑戦者決定リーグ>感想戦を行う羽生九段(撮影・木村 揚輔)
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 将棋の第71期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)は13日、東京都渋谷区の将棋会館で挑戦者決定リーグ1局を行い、後手の羽生善治九段(51)が138手で豊島将之竜王(31)に勝って2勝1敗とした。 羽生VS豊島指し手

 リーグ最年長を感じさせない羽生の指し回しだった。昼食休憩明けの38手目△7五歩と仕掛けた場面で「攻めるつもりが攻められる形になってしまった」と、以降は苦しい展開が続く。豊島からの細かい有効打に耐えながら、銀を見捨てる代償に78手目△6五桂と跳ね、続く80手目△3九角と打ち込んで反撃に出る。120手目△4八飛成を指す右手は小刻みに震えた。手数を重ねながら徐々に寄せきった。

 「ずっと苦しい将棋。反省の多い将棋になってしまいましたね」

 豊島相手に昨期は4勝1敗同士で最終日に対局。勝てばプレーオフ進出の大事な一戦を逆転で落とした。年末のA級順位戦では勝利寸前の場面で投了を選んでしまった「事件」もある。今回は借りを返すような粘り勝ちで2勝目。挑戦者争い戦線に残って「これからも大変な対局が続く。精いっぱいやっていけたらと思う」と表情を引き締めていた。

 ▼豊島 ちょっと攻めすぎだったかも。△3九角と打たれ、いやな形になった。大局観が難しかった気がする。(今後は)リーグ残留に向けて頑張っていきたい。(前半を終えて1勝2敗)

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