肺にがん転移公表の小倉智昭氏 「とくダネ!」1月か2月終了の可能性あったと告白「早く終わるかもと」

[ 2021年10月4日 11:46 ]

肺にがんが転移した小倉智昭氏は手術せず抗がん剤治療で完治を目指す
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 肺にがんが転移したことを明らかにした2018年に膀胱(ぼうこう)がんの手術を受けたキャスターの小倉智昭氏(74)が4日、文化放送「くにまるジャパン 極」(月~金曜前9・00)にゲストとして生出演。3月までキャスターを務めていたフジテレビ「とくダネ!」について「1月か2月に終わってしまうかもわからない」可能性があったことを明かした。

 この日は小倉氏は「とくダネ!」で長年共演していた笠井信輔アナウンサー(58)のコーナーに登場。「どこかできちっと話しないと、いろいろなところに迷惑かけちゃうので、それをやりたかった。それでいろいろ事務所を相談して、(野村)邦丸さんのところに笠井さんが出るからそこがちょうどいいタイミングでそこで話させてもらいます」と提案し、笠井らが受け入れ、番組への生出演が決まった経緯を説明した。

 今回の病気公表に「驚いた」としながらも「私はやっぱりそうだったんだと思った」と笠井アナ。「小倉さんが『とくダネ!』やめて、働き詰めだったので、1カ月お休みとってしばらく体を休めますって言ってたんだけど、あの時、実は、転移しているかもしれないから、抗がん剤治療を受けるために、1カ月休むという予定だったんですよね」と、小倉氏は春先に抗がん剤治療を受けるために休みを取っていた事実を明かした。

 番組で、膀胱がんの全摘手術を受けた後、定期的な検診を受ける中、「ちょうど2年経った去年の11月に検査をしたら、肺にほんのちょっと影があると。両方の肺にあると言われた。これは転移かもわからないので、経過を観察しましょうと。それか9カ月間、毎月ように病院に通って、定期検査をしていた」と明かした。そのうえで、小倉氏も「『とくダネ!』が3月末に終わるんだけど、(昨年)12月から肺にあるのが曲者なので、これがどうなるかわからない、その場合はなるべく早く抗がん剤治療に入ったほうがいいので、その場合は最低でも1カ月間は休んでもらわないとダメだっていうふうに言われていて」と告白した。

 「ひょっとしたらダメかなと思っていて。だから、『とくダネ!』にもしかしたら早く終わるかもわかりません、1月か2月に終わってしまうかもわからないんですがって(言っていた)。検査をすると、大丈夫でしたってなって…」と結局、がんの診断には至らず、抗がん剤治療は受けなかったという。

 がん転移が明らかになったのは9月下旬。体調に異変はなかったが定期健診で異常が見つかり、詳しい検査を行った結果、ステージ4のがんと診断されたという。今後は6日に入院し手術は受けず、抗がん剤治療で完治を目指す。10月いっぱい入院し、11月はリハビリと療養期間に充てる予定という。

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