藤井聡太3冠「挑戦を目指して頑張りたい」第71期王将リーグ開幕2連勝 67手で広瀬章人八段に勝利

[ 2021年10月4日 17:55 ]

第71期ALSOK杯王将戦挑戦者決定リーグ今後の予定と対局結果
Photo By スポニチ

 将棋の第71期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)挑戦者決定リーグは4日、東京都渋谷区の将棋会館で1局を行い、藤井聡太3冠(19)=王位、叡王、棋聖=が67手で広瀬章人八段(34)に勝利し、開幕から2連勝を納めた。 棋譜/藤井3冠vs広瀬八段

 前期まさかの王将リーグ陥落を喫した藤井が3期目の今期、挑戦権獲得に向けて大きく前進した。過去2期は第69期が4勝2敗、第70期は3勝3敗。今期は開幕から2戦2勝とし、「良いスタートを切れたと思うので、挑戦を目指して頑張りたいと思います」と意欲的だった。

 一方、第69期の挑戦者だった広瀬は1勝1敗とひとつ星を落とした。前回の挑戦では渡辺明王将=名人、棋王含め3冠=とフルセットの戦いの末に敗退。再び挑戦権獲得を目指し、負けられない戦いが続く。「まだ始まったばかり。星を離されないように頑張りたい」と気持ちを引き締めていた。

 王将リーグは、前期挑戦者の永瀬拓矢王座、前期リーグ残留者の豊島将之竜王、羽生善治九段、広瀬八段、2次予選通過者の藤井3冠、糸谷哲郎八段、近藤誠也七段の7棋士による総当たり戦。11月24日の最終一斉対局を終えた時点での成績最上位者が、来年1月開幕予定の7番勝負で渡辺王将に挑む。

 次戦はあす10月5日、▲近藤七段―△羽生九段戦が予定されている。

続きを表示

2021年10月4日のニュース