五輪開会式 ドラクエテーマ曲で行進 アスリートの冒険始まる

[ 2021年7月24日 05:30 ]

花火が上がる国立競技場
Photo By スポニチ

 東京五輪の開会式が23日、東京・国立競技場で行われた。各国選手団の入場行進曲は、世界で愛されているゲームのテーマ曲を使用。ドラゴンクエストのテーマなどのゲーム音楽をオーケストラが演奏した。また、歌舞伎俳優の市川海老蔵(43)が登場し、最高潮に達した時に動きを止めて観客の目を引く所作「見え」を切った。

 入場行進は、日本が世界に誇る漫画やゲームを前面に打ち出した演出となった。音楽は、世界中で愛される日本のゲーム音楽をオーケストラが演奏。「ドラゴンクエスト」の「序曲:ロトのテーマ」をはじめ「ファイナルファンタジー」「モンスターハンター」など名作ゲームの曲が次々に流れる中、各国の選手が笑顔で行進。プラカードも漫画の吹き出しに国名が書かれたユニークなものだった。

 「ドラゴンクエスト」シリーズ生みの親の堀井雄二氏はこの日、ツイッターを更新。「オリンピックの入場曲にドラクエの曲が流れた時は、ボクも、うるうるしてしまいました」と感無量の様子だった。

 選手たちが物語の勇者や主人公のように見える演出。SNS上は「ドラクエの曲で鳥肌立った」「選手はみんな勇者ってことだね」などと大盛り上がり。「私はモンハンで入場したい」「ゲーム音楽に子供が食いついてる」などとおおむね好評だった。ただ、マリオやポケモンなど世界的な人気タイトルを持つ任天堂の楽曲は今回使用されず。ネット上では落胆の声も多かったが、「任天堂のキャラたちは閉会式かな」と期待する様子も見られた。

 入場行進前にも日本らしさを出した演出が見られた。江戸時代から伝わる木やり歌に乗って、大工姿のパフォーマーたちがアクロバチックなダンスを披露。直径4メートルの巨大な木製の輪も登場し、パフォーマーたちが五輪のシンボルである5つの輪に組み上げた。

続きを表示

この記事のフォト

2021年7月24日のニュース