橋下徹氏 ワクチン接種の大胆すぎる政策を提言「繁華街で、仮設テントで、ボランティアが打つ」

[ 2021年5月25日 19:14 ]

橋下徹氏
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 元大阪府知事、大阪市長で弁護士の橋下徹氏(51)が、25日に放送されたTBS系情報番組「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(月~金曜後1・55)に出演し、政府に対して大胆な政策提言をした。

 現在、高齢者を対象としたワクチン接種が進んでいるが、どの自治体でも注射の打ち手不足や会場の確保に悩んでいる。この課題に対して橋下氏は「これはコメンテーターだから言えることかも分からないが」と前置きをしつつ、「ワクチンを全員に打つことが目標だったら、本当に打ち手は医療従事者じゃなくてもいい。ボランティアの人でもいいわけだから、選択制というか、選択の幅を広げて」と、国民の自主性に任せる案を提言した。

 ワクチンの打ち手確保に向けては、政府でも臨床検査技師などに協力を求める案が出ている。橋下氏は、さらに大胆な案として「ボランティアの人でもいい人は、ここに来てください、と。それこそ、繁華街で、仮設のテントなんかで、ボランティアが打つ。しかも接種券とか、きっちりチェックしなくてもよくて、自己管理でお願いしますよ。スマホの中に1回目をいつ打ったか、どこの製薬会社のものを打ったか、2回目はちゃんと自己管理してくださいよ、と。そういうことができる人は特設会場でバンバン打ちますから、ぐらいのことをね。この緊急事態の中では、やってもいいと思う」と持論を展開した。

 もちろん、自己管理ができる人のみに通用する政策であり、さらに橋下氏は「きちんと政府にチェックしてもらいたい人は既存のルールでやる」と、選択できることを基本とした。その上で「繁華街に大量にワクチン持って行って、梅田とか、難波の特設会場で」と、希望すれば若年層にも接種をすることで、ワクチンの浸透率を高めることが目標。「これをやろうと思うと民主国家なので、法令が必要になってくる。でも、これぐらいやらないと」と、ひっ迫する医療体制を救い、重症患者を減らす方策になるとの持論を展開した。

 さらに同氏は「自己責任と言うと、きつい言い方だったかも分からないが、選択制ということ。このワクチンで、ボランティアの人ですよ、医療従事者ではないですよ、と言って。それでも今、ものすごく打ちたいという需要がある。政府がやろうと思ったら、できることだと思う」と、ワクチン接種を希望する人が多数いることを念頭に、政府に大胆な政策を求めた。

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2021年5月25日のニュース