橋下徹氏「僕らもバカじゃないから分かるよ」 緊急事態宣言延長は五輪のため、「政治家も正直に言えば」

[ 2021年5月25日 18:20 ]

橋下徹氏
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 元大阪府知事、大阪市長で弁護士の橋下徹氏(51)が、25日に放送されたTBS系情報番組「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(月~金曜後1・55)に出演し、日本政府に対して“本音”を見せるべきと訴えた。

 この日は、大阪府や福岡県などで5月末までだった緊急事態宣言の延長を政府に要請する方針が決定した。これに対して橋下氏は「結局、僕らはゴールを示されずに、ずっと言われっぱなしで。(解除基準が)はっきりとステージ2なのか、1なのか。日本の国として、どこを目指しているのか、明確にしないといけない」と、解除基準についても言及した。そして間髪入れずに「明確にしないというのは、オリンピックをやるためのフリーハンド(自由裁量)を持っておきたいという政治の意図がね。もう、見え透いてしまっているので」と指摘。緊急事態宣言の解除と、東京五輪、パラリンピック開催が結びついているとの思惑を語った。

 橋下氏の思いとしては、緊急事態宣言が延長となれば、「一部の業種の方は不合理に営業を止められる人たちもたくさんいる」とのことで、“ゴールを示す”ことが重要になると提言。その上で、同氏は「政治家も正直に言えばいいと思うんですよ。オリンピックをやるために、緊急事態宣言を延長して、6月20日に解除するために、皆さんに迷惑かけるけれども、迷惑をかけるところにはお金で補償しますよ、と。なんか、そこをオリンピックとは関係ないとか、オリンピックのためじゃないだとか言うと、僕らもバカじゃないから、そりゃ、分かりますもん」と、国民に本心を示すことを提案していた。

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2021年5月25日のニュース