吉村知事 出演番組冒頭で“謝罪” うがい薬と大阪ワクチンについて改めて説明

[ 2021年4月26日 05:30 ]

大阪府の吉村知事
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 大阪府の吉村洋文知事(45)が25日に放送されたフジテレビ系「Mr.サンデー」(日曜後10・00)に出演し、“謝罪”から入る異例のスタートとなった。

 番組冒頭で、MCのフリーアナウンサー宮根誠司(57)から「きょうは厳しいことを聞かなければいけない」として、新型コロナウイルスの感染拡大防止にポビドンヨードを含むうがい薬が有効だとした昨夏の自らの発言について再度問われ、同知事は「僕自身の発表の仕方にも問題があったと思っております」と“謝罪”。現在、「第2次研究が進行中」として、改めて研究結果が出た際に報告すると説明した。

 また、開発中の「大阪ワクチン」について、同知事は昨年の6月に、国内で初めて人に対する治験を行い、先月に500人規模のワクチン接種の治験が完了したことを説明しつつ、「現実、確かに予定としては当初より遅れている。世界のワクチンの進行速度よりは遅れている」と、申し訳なさそうな表情で説明。「ただ、海外産のワクチンに頼っているわけですが、日本国内でしっかりワクチンをつくっていくことは非常に重要だと思っていますし、これも現在進行形、化学の分野ですので、そちらに期待したいと思いますが、後押ししたいと思います。できるだけ早く。国内産のワクチンは絶対に必要だと思っています」と訴えた。

 25日は、3度目の緊急事態宣言が大阪府を含む4都府県に発令され、同知事は発令後初めてのメディア出演した。25日の大阪府の新規陽性者数は1050人。1000人を超えるのは719人だった19日から翌20日に1153人へ跳ね上がって以来6日連続に更新された。

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