菅首相、ドコモ2980円プランで他社も「追随せざるを得なくなる」「現実問題として料金高すぎ」

[ 2020年12月11日 20:10 ]

 菅義偉首相(72)が11日、午後3時からインターネット動画サービス「ニコニコ動画」の生放送番組に出演。重要政策として掲げる携帯電話料金の引き下げについて言及した。

 番組は視聴者からの質問に答える形で行われ、“携帯電話利用料金の値下げについて、先日の会見ではNTTドコモの新たな料金プランを評価していたが『本当の改革はこれから』と述べていた。どのような改革を描いているのか”という質問に応じた。

 菅首相は「私は2年ほど前に講演で“携帯電話の料金は高すぎて不透明。4割は下げられる”と発言した。なぜそのような発言をしたかと言うと、電波は国民の皆さんの財産。電波の提供を受けた3社がサービスをしているが、3社での寡占状況が何年も続いている。寡占状況が変わっていないということは競争が働いていないということ。そこは競争が働くような環境をつくるのが政治だと思う。法律改正もしてきた」とコメント。

 「自民党総裁選の時に“総理大臣になる人が携帯電話料金に触れるのはおかしい”という人もいたが、現実問題として高すぎる。ドコモが20ギガバイトで月2980円(税別)を打ち出した。これは今の携帯料金の半分くらいになる。ドコモがやると(KDDI)auもソフトバンクも追随せざるを得なくなる。ここで初めて競争が出てくるのではないか。競争が始まって国民の皆さまが“良くなった、安くなった”と感じていただけるようになるまで、これからだと思う」と述べた。

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2020年12月11日のニュース