小島慶子「ハッピーに繋がる職場作りを」 病気治療と両立できる環境作り訴える

[ 2020年12月11日 14:25 ]

「ニューノーマル時代の仕事と治療の両立支援」に関するメディアセミナーにゲストとして登壇した小島慶子
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 タレントでエッセイストの小島慶子(48)が11日、都内で行われた「ニューノーマル時代の仕事と治療の両立支援」に関するメディアセミナーにゲストとして登壇。病があっても自分らしい働き方を選択できる「ワークシックバランス」についてトークを展開した。

 小島は「2人目の子供を産んだ33歳のとき不安障害の精神疾患になった」といい、「そのとき会社がすごく親身に話を聞いてくれた。病気になったから戦線離脱するのではと不安になったのでとても安心して働けたんです」と自身の経験を回顧。「不安を抱えている人がいたら不安を取り除くことが大事。病気をされたご本人の人事権に関わるような、決定を下す立場にある人が『病気と仕事のバランスどうしたいのか?』を丁寧に聞いて、具体的に何ができるのかを考えるのが大事」と訴えた。

 またTBSに在籍していた15年のうち9年間労働組合の執行委員を務めており「働きやすい環境を会社と一緒に考えていた。病気、介護、育児の両立など人は色んなことを両立していかないと生きてはいけない。困った状態の人とちゃんと働ける人の線引きはできるものではない。いつ自分がそうなるかわからない」とも話した。

 病気の職場理解があると「そこで働いている人が『この職場では病気になっても相談していいんだ』と思って働ける。そうなると心理的安全性が高まるんです。心理的安全性が高い職場はいい結果が出ることがみられる。働くことはそれを通じて自分が幸せになること。みんなのハッピーに繋がる職場作りをしてほしい」とメッセージ。また「特別な病気への先入観、偏見、差別をなくしていくイベントや機会を増やすこともとても大切」とした。

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2020年12月11日のニュース