三田佳子、小松政夫さん遺作で共演「老境の味わいが素晴らしかった」

[ 2020年12月11日 19:11 ]

人気コメディアンとして活躍した俳優の小松政夫さん
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 「小松の親分さん」や「しらけ鳥」のネタや歌で昭和の人気コメディアンとして活躍した俳優の小松政夫(こまつ・まさお、本名・松崎 雅臣=まつざき・まさおみ)さんが7日午前6時51分、肝細胞がんのため都内の病院で死去した。78歳。福岡県出身。

 小松さんは昨年11月の定期健診で肝細胞がんが見つかり、入退院を繰り返していた。抗がん剤治療を受けながら仕事も続行。俳優としてドラマなどに出演する一方、ラジオ番組などで軽妙なトークを披露していた。8~9月にNHK BSプレミアムで放送された女優・三田佳子(79)主演のドラマ「すぐ死ぬんだから」には三田演じる「忍ハナ」の友人「ロク」役で出演。俳優としては同作が遺作となった。

 三田が事務所を通じてコメントを発表。「突然の訃報に、なんとも寂しい思いでいっぱいです。今年8月放送のNHKのドラマ『すぐ死ぬんだから』では、私に思いを寄せる高校の同期生の役で出演されました。オールロケで、しかもコロナの影響で2カ月半も中断。大変な撮影になりましたが、なんとも言えないひょうひょうとした老境の味わいが素晴らしかった。監督や出演者の皆さんも『一緒に仕事ができて嬉しいよ~。でも三田さん、なんでそんなに元気なの?』なんて言いながら、無事に撮影を終えた時の、ほっとした笑顔を思い出します。ありがとう。さようなら」と追悼した。

 「すぐ死ぬんだから」は年末年始にBS4Kで一挙再放送されることがすでに決定。12月30日から来年1月3日まで午前11時15分から午後0時4分まで放送されることが、小松さんの訃報が伝えられる前に発表されていた。

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2020年12月11日のニュース