小松政夫さん「もう知らない!知らない!」「表彰状、あんたはエライ!」数々のギャグでお茶の間に笑い

[ 2020年12月11日 17:21 ]

バラエティー番組「みごろ!たべごろ!笑いごろ!!」に出演当時の小松政夫さん
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 「小松の親分さん」や「しらけ鳥」のネタや歌で昭和の人気コメディアンとして活躍した俳優の小松政夫(こまつ・まさお、本名・松崎 雅臣=まつざき・まさおみ)さんが7日午前6時51分、肝細胞がんのため都内の病院で死去した。78歳。福岡県出身。通夜は10日に、葬儀・告別式は11日に家族らで執り行った。喪主は妻・朋子(ともこ)さん。

 1942年(昭和17年)生まれ。福岡の県立高校卒業後、61年に俳優を目指して上京。64年からクレージーキャッツのメンバーとして、また俳優としても活躍した植木等さんの付き人兼運転手になった。

 俳優志望だったことを知った植木さんらの尽力もあり、徐々にテレビへ出演。小松が車のセールスマンだったころの上司の「見ろ!お前のせいで怒られちゃったじゃないか。もう、知らない、知らない、知らなぁーい、もー!」の口グセをまねしたところ、植木さんが「面白い!」と大喜び。昭和30年代から40年代にかけ人気番組だった日本テレビ「シャボン玉ホリデー」でギャクとして披露したところ、大ウケして人気者となった。

 ほかにも「どうして!どうして!おせーて!」「表彰状、あんたはエライ!以下同文」などの“はやり言葉”を連発。一世を風靡した。

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