ひろゆき氏 緊急事態宣言延長方針に持論、居住地パリの現状伝え「全国同じルールにする必要はない」

[ 2020年5月2日 18:05 ]

西村博之氏
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 「2ちゃんねる」創設者の西村博之(ひろゆき)氏(43)が1日放送のABEMA「ABEMA Prime」(月~金曜後9・00)に、居住先のフランス・パリからリモート出演し、新型コロナウイルス感染拡大による政府の緊急事態宣言が延長される見通しとなったことについて、フランスの状況を伝えつつ持論を語った。

 番組の進行を担当するテレビ朝日・平石直之アナウンサー(45)から、「延長の判断はどうみていますか?」と問われたひろゆき氏は、「東京とか大阪とか都市部は延長するべきだと思うんですけど」と前置き。「入院患者も少なくて医療的にも余裕がありますよ、新規感染者も全然出ていませんって言う地域は、もう解除しちゃっていいと思うんですよね。日本全国同じルールにする必要はないと思うんですよ」と語った。

 感染拡大が深刻だったフランスでは、今月11日から段階的にロックダウンを緩和すると発表している。「フランスの場合、地域ごとに判断して大丈夫な所は解除するしダメなところはダメなんで。基本的にパリはかなり遅くまで解除されない感じだったりしますね」と説明した。「解除されたとしても、100キロ以上移動する場合は許可証が必要という形で、大丈夫なところに移動しちゃえというのが出来ない形で解除するっていう仕組みにしています」と続けた。

 フランス国民がこの方針をどう受け止めているかとの質問には、「日本とかと絶対的に違うのが、会社員の人の手取りの給料の84%を国が出すと補償しちゃっているんですよね」と指摘。「日本って自粛ですって言って。仕事しちゃいけません、でも家賃は払ってくださいなんですけど、フランスの場合、ひとまず金は来るからまぁ家にいるかって言う状態で。営業禁止ですって言われてもお金の心配はしなくていい。その差は大きいと思うんですよね」と述べた。「国民が政治に対してメチャクチャ強い国なので、日本がみんな文句言わないから」とも話した。

 安倍晋三首相は1日、新型コロナウイルス対策を検討する政府の専門家会議の提言を踏まえ、緊急事態宣言の延長を「4日に決定したい」と官邸で記者団に表明。感染拡大の阻止に、さらなる国民の協力を得たいとしており、記者会見を開いて説明する考えも示した。全国を対象に1カ月程度の延長を調整するよう西村康稔経済再生担当相に指示したとも明らかにした。

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2020年5月2日のニュース